機内で出産、チョーライ病院の医師らが介助 ミャンマーに緊急着陸

2026/09/08 13:20 JST配信

 デンマーク・コペンハーゲン発ホーチミン行きのベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の機内で、妊娠約30週のベトナム人女性が突然産気づき、乗り合わせたチョーライ病院(ホーチミン市)の医師らの協力により男児を無事出産した。同機は母子の安全を最優先するため、ミャンマーのヤンゴンに緊急着陸した。

イメージ写真
イメージ写真

 事案が発生したのは5日にコペンハーゲンを出発したVN38便だ。医療従事者のサポートを求める機内アナウンスに対し、チョーライ病院のホー・カイン・タイン医師や国内外の医療従事者ら5人が救護を志願した。

 産科医が不在の中、ビジネスクラスのスペースで協力し、6~7分で体重約1.3kgの男児を取り上げた。機内では医療器具が限られていたため、母親の服を切り、男児を母親の胸に直接触れさせて保温したほか、未開封のマスクのひもでへその緒を縛った上で切断するなど、臨機応変に処置した。

 出産後、母子をより迅速に医療機関へ搬送するため、約20分で到着できるヤンゴンへの緊急着陸が決まった。母子は現地の病院へ搬送され、VN38便は給油を経て6日朝にホーチミン市に到着した。

 約12年ぶりに分娩介助を行ったというタイン医師は「早産児の呼吸への悪影響を最小限にするため、迅速な対応が必要だった」と語った。また「母親の冷静さと、即席の多国籍医療チームが専門を越えて連携したことが成功の要因であり、医師としての使命を再確認する特別な経験になった」と振り返った。


© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市からホーチミン市へ向かう南北統一鉄道SE3号の車内で4日14時ごろ、乗客の妊婦が産気づき、走行...
 格安航空会社ジェットスターパシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)のホーチミン発ダナン行きBL59...
 ホーチミン市からハノイ市へ向かう南北統一鉄道SE8号の車内で14日午前0時30分ごろ、帰省途中の妊婦が産...
 16日11時30分頃、ホーチミン発ビン(北中部ゲアン省)行きのジェットスター・パシフィック航空の航空機が...

新着ニュース一覧

 デンマーク・コペンハーゲン発ホーチミン行きのベトナム航空[HVN](Vietna
 チャン・タイン・マン国会議長は6日、韓国の趙正シク(チョ・ジョンシク)国会議長の招きを受けて、韓国...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市の老舗アイスクリームブランド「チャンティエン(Trang Tien)」が、約70年にわたり営業を続けて...
 8月のある日の午後、ファン・ティ・トゥエットさん(女性・59歳)は、北中部地方ゲアン省タインビン街区(...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 国際連合(国連)総会は、ベトナムが提案した「持続可能な開発のための文化の国際の10年(2027~2036年)」...
 南中部地方カインホア省ニャチャン街区(phường Nha Trang)で5日に開催された「ミス・ワール...
 ホーチミン市タンソンニー街区(旧タンフー区)のホテルで7日午前5時9分頃、火災が発生し、2人が死亡した...
 日本とベトナムの両政府はハノイ市で7日、ベトナムに対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する...
 北中部地方フエ市で6日、「2026年ベトナム・日本地方協力フォーラム」が開催された。  同フォーラ...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席はハノイ市で5日、ベトナムを公式訪問したミャンマーのミン・アウン・フ...
 ベトナムの金融経済情報サイト「カフェエフ(CafeF)」が発表した「2025年の納税実績を基にした国営企業...
 公益社団法人九州交響楽団(福岡県福岡市)は、ハノイ市中心部にある劇場「ホーグオム・オペラ(Ho Guom O...
 ハノイ市科学技術局は、市民向け生活お役立ちアプリ「アイ・ハノイ(iHanoi)」に、雨量や道路の冠水状況...
トップページに戻る