労働力輸出、労働者の規律が課題

2005/12/23 07:06 JST配信

 ベトナムは現在40の国と地域に毎年5万人の労働者を派遣している。ベトナム人労働者の積極性、専門技術習得の早さは各国の企業に高い評価を受けているが、ベトナム人の規律性の低さが労働力輸出事業発展の障害となっている。

 日本や韓国ではスーパー•デパートなどで衣料品、化粧品、腕時計、カセットデッキなどを万引きするという事例が多い。彼らはこれを国へ持ち帰って売るつもりなのだ。日本の自動販売機で韓国のウォン硬貨を使用する、偽造テレホンカードを他の労働者へ販売する、といった事例も報告されている。

 ベトナムの労働力輸出企業は、このような事態を予防するため、上記のような犯罪行為を行った場合は逃亡したと同様にみなし、さらには強制送還の上、現地の法律によって裁かれる場合もあると契約書に明記するようになった。

 労働者に法律の知識が欠けていることも問題だ。マレーシアでは違法に酒を醸造することが禁じられているにもかかわらず、13人のベトナム人労働者が酒を密造し一時拘束された。

 契約書にもとから8時間労働と書かれていたにもかかわらず、仕事に慣れるまでの期間は7時間半だけ働いていたがために、8時間労働となった後で増えた時間分だけ賃金を払えとストライキを起こし、ベトナムに強制送還された事例もある。

 このように問題が生じている原因は、企業が眼前の利益ばかりを追求し、労働者教育を疎かにしていたということと考えられる。労働力輸出企業は労働者を外国へ派遣する前に労働者の教育を行うべきではないだろうか。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 半導体原料の黄リンで世界需要の3割分を生産するドゥックザン化学[DGC](D
 労働、社会保険、および契約に基づくベトナム人労働者の海外派遣分野における行政違反の処罰に関する政...
 北中部地方タインホア省警察は20日、大規模なダイヤモンド密輸事件の捜査を拡大し、ホーチミン市人民委...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南中部地方クアンガイ省ゴーコー村の岩場では、製塩を行う住民が、天日にさらした海水を岩のくぼみに少...
 米国の世論調査・コンサルティング会社ギャラップ(Gallup)が発表した世界の職場の従業員意識調査「Stat...
 南中部地方クアンガイ省のリーソン特区で開催されたミスコンテスト「ミス・ツーリズム・アイデンティテ...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の会
 コンサルティング会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)が発表した最新のパスポート自由度ラ...
 東南部地方ドンナイ市警察は、同市内の国道1号線で発生した寝台バスの炎上事故に関連し、安全規定に違...
 ホーチミン市文化スポーツ局の報告によると、市内にある168の街区・村・特区を調査した結果、計31の街...
 建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)が発表した2026年上半期(1~6月)の航空輸送実績によると、中東地域の紛...
 ベトナムの鉄骨構造物製造大手であるダイズンコーポレーション(DaiDung Corporation)が、米国の戦略的...
 プリント基板などの設計・製造販売および付随業務の電子関連事業を手掛ける株式会社メイコー(神奈川県...
 財政省傘下のベトナムコンピュータ宝くじ社(ベトロト=Vietlott)は21日、数字選択式宝くじ「パワー6/55...
 農業環境省傘下水文気象局は、2026年後半から2027年前半にかけてベトナムに影響を及ぼすエルニーニョ現...
トップページに戻る