ダナン市の日本人:障害児小学校の藤井先生

2006/01/17 07:09 JST配信

 ベトナム中部-ダナン市のトゥオン・ライ障害児小学校でボランティアをしている日本人、藤井亜紀先生は、JICA(日本国際協力事業団)の青年協力隊員として赴任して1年半。聴覚障害児、枯葉剤障害児など50人が在籍する同校で、彼女は巧みに手を使って子供たちと交流し、生活に密着した物作りや、人との触れ合い方、英語、手話を通しての会話の仕方、市場にも出せるような手織り製品の製作指導にあたっている。

 藤井先生のお陰で、子供たちは絵を通して、暮らしぶりを表現することができるようになったという。藤井先生は、「赴任当時は、隣の子の作品を見て真似する子供が多かったのですが、今ではそれぞれ自分の個性を発揮した独自の絵を書くようになり、子供たちは自分の能力に自信を持つようになってきました」と話す。先日は、「子供たちにもっと広い視野を持ってもらいたい」という思いから、ベトナムの障害者施設でボランティアをしている他の日本人と協力して、日越文化交流プログラムを企画した。子供たちにとって、藤井先生が持ってきてくれたプレゼントは、何事も代えられない大きな宝になったことだろう。

 藤井先生は、ダナン市内に在住している。気候や騒音など、初めは生活に慣れるのに大変であったが、徐々に慣れてくると、それもベトナムのいいところだ、と思えるようになってきたと話す。以前、藤井先生が病気で入院した時は、近所の人が心配して看病やお見舞いに来てくれた。今では、近くの市場の人とも親しくなり、買い物に行くと、一番美味しいもの、一番新鮮なものを売ってくれる。藤井先生は任期が終了して帰国したら、家族や友達に美味しいベトナム料理を食べさせたいとのことで、特にダナン風バインセオ(ベトナム風お好み焼き)のレシピ習得の猛特訓中だ。

 帰国が迫った今、藤井先生がとても楽しみにしていることは、帰国前にもう一度、ベトナムのテト旧正月)を迎えられることで、テト休みを利用してたくさんの友人を訪ねたいと今から、意気込んでいる。藤井先生はまた、ベトナムでの生活を忘れないようにと、来年日本の新聞に「ベトナム料理」「ベトナム人のファッション」「ベトナム人の性格」「ベトナム人の看病の仕方」「ベトナムのテト」など、ベトナム生活についての記事を連載する予定だ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 公益社団法人九州交響楽団(福岡県福岡市)は、ハノイ市中心部にある劇場「ホーグオム・オペラ(Ho Guom O...
 ハノイ市科学技術局は、市民向け生活お役立ちアプリ「アイ・ハノイ(iHanoi)」に、雨量や道路の冠水状況...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホー・クオック・ズン副首相は8月28日、2030年までの国家人工知能(AI)戦略を承認する首相決定第1671号/...
 8月のある日の午後、ファン・ティ・トゥエットさん(女性・59歳)は、北中部地方ゲアン省タインビン街区(...
 北部地方フート省警察は、日本で逮捕された知人の釈放工作を装い、家族から金銭を騙し取ったとして、北...
 アジア開発銀行(ADB)とベトナム政府はこのほど、気候変動適応型水利施設近代化プロジェクト向けに、総...
 政府が偽情報・誤情報の防止および対策に関する新政令を公布し、権限のある機関が検証・確認の結果、偽...
 韓国の教育省はこのほど、「2026年教育基本統計調査」の結果を発表した。同調査は、教育省と韓国教育開...
 台湾の半導体大手であるASEテクノロジー・ホールディング(ASE Technology Holding=日月光投資控股)傘...
 産業資材事業やディバイス事業、メディカルテクノロジー事業を手掛けるNISSHA株式会社(京都府京都市)は...
 ベトナム政府は4日、洪水や土石流による深刻な自然災害に見舞われたネパールを支援するため、30万USD(...
 米経済誌フォーブス(Forbes)が4日に更新したリアルタイム世界長者番付によると、不動産開発を中核とす...
 財政省傘下統計局(NSO)による全国34省・市を対象とした2025年の世帯生活水準調査(確定値)によると、全...
 財政省傘下統計局(NSO)のデータによると、2026年1~8月期の全国の新規設立企業数は前年同期比+7.7%増...
トップページに戻る