日本人女性教師、ベトナムへの想いを語る

2011/07/03 10:04 JST配信

 就職して数年たった1993年の1月、彼女は再びベトナムを訪れる。以前は3か月の短期滞在だったが、今度は日系商社の在ホーチミン事務所の所長としての訪越だった。

(C) Vnexpess, Vu Le
(C) Vnexpess, Vu Le

 ベトナムで働き始めてからストリートチルドレンの支援活動に寄付するようになった。またそれがきっかけで、チャン・バン・ソイと結婚する。結婚式の日、真っ白なアオザイを身に纏い教会で式を挙げた。日本人の花嫁がベトナムの伝統的な花嫁衣装で現れたので友人達は驚いたという。

 1994年に結婚した直後から、日本におけるストリートチルドレン支援の仕事を手伝うようになる。1998年から2000年の間、彼女の呼びかけに応じたたくさんの日本人、特に女性達がベトナムのストリートチルドレン支援に参加した。

 彼女は現在、帰国して三重大学の国際研究センターで英語教師として教鞭をとる傍ら、夫とともに日本に住む越僑団体の代表として、ベトナムの農村地域へ橋を架ける活動もしている。越僑が架けた120を超える橋のうち、彼らは11の橋を建設している。

 支援活動を続ける理由について、彼女はこう答えた。「そうするのが楽しいからです。助けた人達が喜んでいると、自分も嬉しくなる。これは自然なことで、自分の心から発したことをすれば、いつも幸福でいられるのです。」

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[V� L� Vnexpress 9/3/2011, 22:49 GMT+7 U]
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