世界最大のソンドン洞窟、発見から再発見までの軌跡

2015/05/17 07:22 JST配信

 それから1年後にリンバート氏が再び訪れると、カインさんは再発見した洞窟に案内した。リンバート氏はこの発見を、雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」に世界最大の洞窟として発表した。洞窟の名前の「ドン」は、洞窟に至る道の途中にある小さな集落の名前で、「ソンドン」はドン山という意味になる。

(C)VnExpress,Hoang Tao、ホー・カインさん
(C)VnExpress,Hoang Tao、ホー・カインさん

 カインさんはその後、毎年訪れる英国の洞窟探検隊のガイドを務め、多くの洞窟を発見した。毎年数十万人の観光客が訪れるフォンニャ・ケバン国立公園の「ティエンドゥオン(天国)洞窟」も彼が発見したものだ。これまでに約30の美しい洞窟を発見し、世界に紹介できたことを誇りに感じている。

 2011年にソンドン洞窟が観光客に公開されると、カインさんは洞窟観光会社の社員になった。また、カインさんはソン川沿いにある自宅で小さなカフェを経営しており、このカフェは洞窟探検愛好家らが交流する場となっている。さらに家を増築して、観光客がホームステイできる部屋を提供している。

 最近のカインさんは、2016年3月に計画されている新たな洞窟探検のための情報収集で忙しいという。

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[VnExpress,12/5/2015 | 01:00 GMT+7,O]
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