在米ベトナム人天才ピアノ少年、才能開花のきっかけはおもちゃのピアノ

2016/12/25 05:29 JST配信

 類い稀なる才能で全米の注目を集め、この度初めて訪越し12月17日にホーチミン市で開催されたクリスマスチャリティーコンサートで華麗なピアノ演奏を披露した神童エバン・レ(Evan Duy Quoc Le)君(5歳)だが、その才能が開花するに至っては偶然のきっかけと両親の教育方針があった。

(C) Kenh14.vn
(C) Kenh14.vn

 エバン君は2011年5月31日、米国カリフォルニア州トーランス市に生まれた。家族は取り立てて音楽に所縁がある訳ではなくピアノに接する機会はほとんどなかったが、エバン君が2歳の頃に両親をあっと驚かせる出来事があった。

 5歳の兄とおもちゃのピアノで遊んでいたエバン君は、でたらめにけん盤を叩く兄とは対照的に、一つひとつのけん盤を慎重に確認しながら叩いては父親のクオックさんに「これは何の音?」と聞いてきたという。

 両親はすぐにエバン君に電子ピアノを買い、クオックさんもテキストを手に独学でピアノを勉強しエバン君に教えるようになった。3歳になったエバン君はピアノに夢中になりめきめきと上達し、子供向けの簡単なメロディーはすぐに暗譜し両手で弾けるようになった。

 そこで両親はエバン君に本格的にピアノを習わせようと考えたが、どこの教室も受け入れは5歳からで断られてしまった。それでも両親は諦めず、2014年12月にヴィルトゥオーソ・ロシアン・ミュージック・アカデミー(Virtuosos Russian Music Academy)でピアノの教鞭をとっていたベトナム人ピアニストに出会いエバン君の「弟子入り」が実現。

 数か月後にはモーツァルトやバッハ、アルベルト・ヒナステラなどのクラシックの楽曲を暗譜し、素晴らしい演奏をするまでに成長した。さらにエバン君は作曲の才能も発揮し、練習時には習得した既存の楽曲だけでなく自ら作曲した楽曲も演奏するようになった。

前へ   1   2   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 熊本市で21日~26日まで「第20回記念九州音楽コンクール」が開催され、声楽部門の大学生クラスでベトナ...
 全米で注目を集めているピアノの神童エバン・レ君(5歳)が17日にホーチミン市のソウルライブプロジェク...

新着ニュース一覧

 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 政府は8月1日、産業クラスターの管理・開発に関する政令第32号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
 クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチ...
 東北部地方クアンニン省のクアンイエン沿岸経済区で、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)が総額約5...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、車両の混雑緩和を目的に3日から導入した新たな車両動線計画について、...
 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
トップページに戻る