テトのホーチミン、路上に広がる「葉っぱ市場」

2017/01/29 05:04 JST配信

 20時頃になると、商品となるたくさんの葉っぱを積んだ車がやってくる。商品のほとんどは東南部地方ドンナイ省のザーキエム地域から仕入れている。「数年前はホーチミン市ホックモン郡バーディエム地域の葉っぱを仕入れていましたが、サイズも小さく、バインチュン作りにも適していないので、今はもう少なくなってしまいました」と、1区在住のレ・クアン・ミンさん(男性・53歳)が教えてくれた。

 商品の積み下ろしが終わると、路上一帯が葉っぱで山積みになる。更に商人らはここで葉っぱを仕入れて、夜のうちに市内の各市場に卸すのだ。積み下ろしや輸送の仕事は、半月でおよそ400万~500万VND(約2万~2万5000円)にもなるという。しかし、50kgほどもある葉っぱを輸送しなければならず、重労働だ。

 葉っぱを求めてやってきた女性は、「新鮮できれいな葉っぱを手にいれるため、夜になってから来ました。家でのバインチュン作り用と、勤務先の学校で開くバインチュン作り大会用に、1000枚買うつもりです」と教えてくれた。

 葉っぱはサイズによって分けられ、1束50枚あたり2万~8万VND(約100~400円)で販売される。ここで5年間にわたり商売をしている男性は、「この仕事は大忙しで、大人数でやってもなかなか追いつきません。売る側が一番恐れるのは、葉っぱがしおれてしまう日差しの強い日なんです」と語る。

 この時期にだけ現れる「葉っぱ市場」は、テトを迎えるために欠かせない、ホーチミン市の特徴的な文化の1つとなっている。

前へ   1   2   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 テト(旧正月)間近となり、ホーチミン市で唯一の「葉っぱ市場」が活況を呈している。ここでは、テトに欠...
 ホーチミン市1区ボーバンキエット通り(Vo Van Kiet)にあるロシアンマーケットは、総面積およそ2000m2で...
 ホーチミン市6区のレクアンスン(Le Quang Sung)通りの路上は、盛衰を経ながら50年以上にわたり「ビンロ...
 ホーチミン市のカックマンタンタム(Cach Mang Thang 8)通りのホアフン(Hoa Hung)通りからオンタ(Ong Ta...
 ホーチミン市タンビン区チャンマイニン(Tran Mai Ninh)通りにある第11街区市場(Cho Phuong 11)は、ベト...

新着ニュース一覧

 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 ベトナムの株式市場が21日付けで、インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場分類...
 ベトナムで18日、米アップルの「iPhone 18」シリーズが発売され、全国の主要販売店で初日に数万台が事...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 インドの旅行雑誌「トラベル・アンド・ツアー・ワールド(Travel And Tour World=TTW)」が先般発表した...
 英国タイムアウト誌(Time Out)は16日、毎年恒例の「世界で最もクールな街トップ40(The 40 Coolest Neig...
 建設省は、外国の組織および個人の住宅所有権に関する規定の見直しを進めている。住宅法改正案で、外国...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、ベトナムの石炭火力発電所で...
 日本全国で「イオンシネマ」を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)などが出資するイ...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 韓国の教育企業であるハンエデュテック(Han Edutech)内のOK-TEST職業韓国語能力試験委員会はこのほど、...
 地場タクシー大手のビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、不動産開
 政府は9月3日付で、外資系投資家および外資系経済組織の物品売買・関連活動を規定する政令第342号/2026...
 地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けで...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)系の電
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5...
トップページに戻る