ハノイで愛されて20年、老婆が営むキャッサバチェーの露店

2023/12/24 10:00 JST配信

 キャッサバチェーの甘い汁は、水と砂糖を混ぜて作る。水と砂糖を火にかけて、砂糖がすべて溶けたら、切ったキャッサバを加えてさらに4~5分煮込む。最後に、タピオカ澱粉を水に溶いて少しずつ加えながら、とろみがついて色が濃くなるまで混ぜれば完成する。

(C) VnExpress
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 作り方はシンプルだが、細心の注意と経験が必要だ。「キャッサバが煮崩れないよう、調理中はずっと火を見張っていなければなりません。汁を煮るときも、火が強すぎると鍋が焦げてしまいます」とトゥイさん。トゥイさんの娘も、母親を手伝ってチェーを作ったことがあるが、母親の作る味にはとてもかなわず、今も売り子に徹している。

 温かいキャッサバチェーは、小さな陶器のお椀に入れ、上にココナッツフレークをふりかけて提供する。白いキャッサバが黄金色の汁をまとい、甘い香りとほのかな生姜の香りが漂うトゥイさんの温かいキャッサバチェーは、1杯1万5000VND(約88円)で売っている。ほどよい甘さと香ばしさ、キャッサバの柔らかさ、汁の独特な香りが人気の秘訣だ。

 今から約2年前は、常連客の多くが近くのオフィスに勤める会社員で、売り子の人手が必要なほど繁盛していた。しかし、オフィスが次々と移転し、客足は減ってしまった。今は生徒や会社員が主な客で、週末にはホアンキエム湖周辺を散歩する観光客がチェーを買いに来る。

 トゥイさんはもう高齢で、子供も安定した生活を送っており、もはや損得は気にしていない。毎日、1種類につき鍋1つ分だけチェーを作って午後3時まで売る。そして、客は練炭コンロの周りに座って、温かいキャッサバチェーのお椀を手に、心と身体を温めるのだ。

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[VnExpress 07:09 21/12/2023, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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