ホーチミンの教会に100年以上眠る遺体、謎めいた神聖な「宝物」

2024/06/23 10:30 JST配信

 この奇妙な出来事を、親族や教区民たちは神聖なことだと信じ、シー女史の遺体を現在の7区のタンクイ墓地に移した。このときは、墓を掘って埋葬するのではなく、遺体を棺に納めて地面に安置した。

イメージ写真
イメージ写真

 ルアット氏はこう説明する。「カトリック教徒にとって、人間の肉体は神によって神の姿形に似せて創造されたものです。そのため、彼女の親族は改葬の際に遺体がそのまま残っているのを見て、これを尊重し、火葬はしないことにしたのです。そして、これを神聖なものと見なし、遺体を保存することにしました。その後、タンクイ墓地が撤去されることになり、シー女史の遺体はソムチエウ教会に移され、遺体は現在のガラス張りの棺に納められることとなりました」。

 ルアット氏は、最初の埋葬の前に何らかの防腐処理が行われたのかどうかはわからないというが、改葬のタイミングから現在に至るまでの間に、遺体は若干黒ずんで縮んできた程度なのだそうだ。

 現在、遺体は簡素な棺の中に納められているだけで、保存にあたりな科学的な方法や化学薬品は使われていない。通常の保存状態にもかかわらず腐敗もしていないことから何とも説明がつかず、人々はこの遺体を謎めいた神聖なものと考えている。

 ルアット氏はこう語る。「彼女が亡くなったときから数えて、もう100年以上が経っています。それでもご遺体は腐敗も損傷も見られません。ご遺体を掘り起こしたときは、誰もが驚きました。今も多くの人々が神聖で縁起の良いものと信じ、健康や幸運を願ってご遺体のもとへお祈りに訪れています」。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 世界携帯通信事業団体(GSMA)の調査部門であるGSMAインテリジェンス(GSMA Intelligence)が9月に発表した...
 ロシア系ネットセキュリティ大手カスペルスキー(Kaspersky)が18か国の7200人を対象に実施した調査によ...
 北中部地方フエ市の象徴ともいえるチュオンティエン(Trường Tiền)橋の塗り替え作業が...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、トラベラーズチョイスアワ...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)は、トー・ラム...
 カナダを公式訪問したトー・ラム書記長 兼 国家主席は24日、マーク・カーニー首相とオタワで会談を行い...
 ホーチミン市で23日に開催された人工知能(AI)による生産性向上をテーマとするイベント「ベトナムAI生産...
 地場系コングロマリット(複合企業)CTグループ(CT Group)傘下の無人航空機(UAV)開発・製造会社であるCT ...
 科学技術省のブー・ハイ・クアン科学技術相は9月23日、米国ニューヨークでトー・ラム書記長 兼 国家主...
 南部メコンデルタ地方カントー市人民委員会は、決定第4902号/QD-UBNDを公布し、同市初となる「カントー...
 世界の航空関連情報を提供する英国のオフィシャル・エアライン・ガイド(Official Airline Guide=OAG)...
 フィリピンのファストフードチェーン最大手ジョリビー・フーズ・コーポレーション(Jollibee Foods Corp...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年の信頼性の高い食品企業トップ10...
 韓国最大の財閥サムスングループ(Samsung Group)傘下のサムスン電子(Samsung Electronics)のベトナム法...
トップページに戻る