ベトナム女子バスケットボール界のアイドルである双子のチュオン姉妹の姉、チュオン・タオ・ミー(23歳)が、チェコ女子バスケットリーグのトルトノフから中国女子バスケットボールリーグ(WCBA)の河南に移籍した。

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　チュオン姉妹は、米国の名門ゴンザガブルドッグス(ゴンザガ大学)出身。妹のタオ・ヴィは昨年、米女子バスケットボールリーグ(WNBA)のドラフトでワシントン・ミスティクスに指名されたが、姉のタオ・ミーは指名されず、卒業後はヨーロッパに活躍の場を移していた。

　タオ・ミーはトルトノフでチームトップスコアラーの1人(1試合平均15.6得点)として活躍したが、チームは今季低迷してプレーオフ進出を逃した。一方、新天地の河南は中国の強豪であり、今季はプレーオフ進出を決めている。

　チュオン姉妹は、テキサス州ヒューストン出身。身長177cmでポジションはいずれもガード(G)。2022年の東南アジア競技大会(SEA Games)では、姉妹揃ってベトナム代表として3×3に出場し、銀メダルを獲得。これはベトナムがSEA Gamesのバスケット競技で獲得した史上初のメダルとなった。

　さらに、同年行われたASEAN Basketball League Internationalの3×3では金メダルに輝き、翌2023年のSEA Gamesでは、3×3でベトナム史上初となる金メダル獲得に大きく貢献した。

　なお、昨年のドラフトで指名されてベトナム人初のWNBAプレーヤーとなった妹のタオ・ヴィだが、ワシントン・ミスティクスが発表した2024シーズンのメンバーから漏れてしまい、現在はギリシャ女子バスケットリーグのPAOKに所属している。