25年1~9月期のバイク販売台数、前年同期比+0.7%増の191万台

2025/10/15 05:33 JST配信
  • 1~9月期のバイク販売台数190万6023台
  • 7~9月は前年比▲9.37%減の62万1732台
  • 電動バイク市場は急速に成長

 ベトナムバイクメーカー協会(VAMM)の発表によると、2025年1~9月期におけるVAMM加盟5社のバイク販売台数は前年同期比+0.69%増の190万6023台だった。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 7~9月では、前年同期比▲9.37%減の62万1732台だった。

 VAMMの加盟5社は、◇ホンダベトナム(HVN)、◇ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)、◇ベトナムスズキ(Vietnam Suzuki)、◇三陽工業(SYM)ベトナム、◇ヤマハモーターベトナム(YMVN)。VAMMのデータは輸出台数を含まない国内市場での販売台数となる。VAMMは5社それぞれの販売台数を公表していない。

 なお、過去6年間の販売台数は、2019年が325万4964台、2020年が271万2615台、2021年が249万2372台、2022年が300万3160台、2023年が251万6212台、2024年が265万3607台だった。

 ベトナム人消費者の間では、経済的なメリットから電動バイクの評価が高まり、ガソリンバイクから電動バイクに切り替える動きが活発化している。これにより、ガソリンバイクの販売台数は徐々に減少しつつある。

 特に7~9月のガソリンバイク市場の減速は、主にベトナム人消費者の嗜好やトレンドの変化に加え、当局の政策の影響によるものだ。

 具体的には、ハノイ市などの大都市が、一部の地域でガソリンバイクを含む内燃車の乗り入れを制限する方針を示していることがある。また、電動バイクメーカーによる優遇政策やプロモーションなども、ガソリンバイクから電動バイクへの切り替えを促すことに貢献している。

 ガソリンバイク市場とは対照的に、電動バイク市場は急速に成長している。中でも地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)が、電動バイク市場をリードしている。このほか、中国のヤディア(Yadea)やディバオ(Dibao)、地場ペガ(Pega)などの電動バイクメーカーも、それぞれ業績を伸ばしている。

 現在は、ガソリンバイクが依然として販売台数の中で大きな割合を占めている。しかし多くの専門家は、ハノイ市やホーチミン市などの大都市では今後数年間で、電動バイクの販売台数がガソリンバイクを上回る可能性があるとみている。

[Thanh Nien 09:00 13/10/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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