2026年8月の自動車市場は、高額な買い物を控える風習がある旧暦7月の「孤魂(コーホン=cô hồn)」の月(中国でいう「鬼月」)の影響を受け、販売台数が前月比で落ち込んだ。しかし、1~8月期の累計販売ではプラス成長を維持しており、年間を通した成長基調は崩れていない。
![]() (C) VinFast |
旧暦7月で買い控えも累計販売は拡大
ベトナム自動車工業会(VAMA)によると、8月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーター(TC Motor)およびビンファスト(VinFast)含まず)は前月比▲25%減、前年同月比▲2%減の2万5395台となった。
車種別では乗用車が1万6738台で前月比▲34%減と縮小した。生産形態別では国内で組み立てたコンプリート・ノックダウン(CKD)が9960台で前月比▲28%減、輸入完成車(CBU)が1万5435台で同▲22%減となり、双方とも需要減退の影響を受けた。これは旧暦7月に高額な買い物を避ける消費者心理に加え、各社の販売キャンペーンを見極めようとする買い控えが影響したとされる。
一方で、1~8月期の累計販売は前年同期比+12%増とプラス成長を維持している。
EVとハイブリッド車が市場をけん引
環境対応車の分野では急速な拡大が続いている。不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、8月に2万0161台のEVを納車し、VAMA加盟全社の合計販売台数1万8891台を上回った。ビンファストの1~8月期の累計納車台数は15万4073台となった。
また、VAMA加盟社における8月のHEV販売は前年同月比+7%増の1388台となり、1~8月期累計では前年同期比+65%増の1万3889台へと大幅に増加した。








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