カムクエン商業観光サービス有限会社は3日、メコンデルタ地方バクリエウ省バクリエウ市第3地区ディエンビエンフー通り13番地にある大富豪チャン・チン・フイ氏の別荘を改修し、記念館としてオープンした。
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フイ氏は約100年前、バクリエウ公子(バクリエウ省の御曹司)として知られた大富豪で、個人として初めて自家用飛行機を購入したり、ベトナムで初めてのミスコンを主催するなど、その華やかな暮らしぶりから、現在でも様々な逸話が語り継がれている存在だ。
この記念館は、1919年に建設されたフランス式別荘で、カムクエン社によって改修された。記念館の中には、バクリエウ公子の一族が使用していた豪華な家具やテレビ、蓄音器、自動車などが展示されている。展示されている家具はいずれも高級品ばかりで、中には70億ドン(約3430万円)もするベッドもある。展示品の半分以上はカムクエン社が収集したもの。同社は今後もバクリエウ公子の一族が使用していた飛行機などを展示品に加える予定だという。
同記念館の改修プロジェクトは以前、サイゴンツーリスト社(Saigontourist)およびロンベトエコ観光投資株式会社が投資主を務めていたが、進捗の遅延を理由に投資許可が取り消され、その後、カムクエン社が新たな投資主として引き継いだ。