南中部高原地方ラムドン省ダラット市ラックズオン郡ラット村ダギット村落(thon Da Nghit, xa Lat, huyen Lac Duong)で6日にオープンした観光区「山の悪魔(Quy Nui)」が物議を醸している。

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　ダラット市街地から20km程離れた山奥でオープンして以降、同施設に装飾された巨大な悪魔の顔の画像がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で拡散されている。その画像を見た一部の人々から、装飾が伝統や風習にふさわしくなく景観を損ねるとした声が上がっているのだ。

　山の悪魔を運営するリエンミングループ(Lien Minh Group)によると、拡散されている画像は施設の工事中に撮影されたものだという。さらに、問題視されている鬼の顔は同郡当局の指導を受けて既に撤去済みで、オープン後に当初の装飾が物議を呼んでいることに驚いているとコメントしている。

　また施設側は、施設が奇抜であることを認めたうえで、地元に伝わる古典に登場する「魔王」をテーマに設計されており、魔王は穏やかでいわゆるどう猛で憎むべき悪魔とは異なると説明している。一方で魔王を好むか否かは各々の価値観によると理解を示し、人々からの意見は真摯に受け止めるとしている。