李朝初代皇帝リー・タイ・トーの末裔、韓国ベトナム観光大使に再任

2021/12/21 14:50 JST配信

 ベトナムの李(リー)朝(1009~1225年)初代皇帝のリー・タイ・トー(李太祖=Ly Thai To)の末裔にあたるリー・スオン・カン氏が、韓国ベトナム観光大使を再任することが決まった。任期は2021年から2024年までの3年間。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 カン氏は、2017年から2020年まで同職を務めており、任期終了後も再任を希望していた。今回、ベトナム文化スポーツ観光省がこれを認める形で再任が決定。同氏は、再任が認められた場合、観光大使として、両国間の観光分野の発展に向けた具体的な計画を提案する準備があるとしていた。

 同氏は2019年以降、在韓ベトナム観光振興駐在事務所を開設して、ベトナム観光総局が韓国で文化観光フェスティバルを開催する際のサポートをしてきた。今年3月に開かれた同氏の再任を巡る会議では、任期中の積極的な活動が評価され、投票の結果、賛成100%で再任が決定していた。

 2020年中は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、当初の計画通りに事が進まなかったが、この間も同氏はオンラインなどで両国の観光PRに努めてきた。

 カン氏は1958年に韓国のソウルで生まれ、リー・チャン・クン(Lee Chang Kun)の韓国名を持つ。2010年に家族とともにベトナムへ帰化。同氏はリー・タイ・トーの31代目の子孫にあたる。

[TuoiTre 20:32 16/12/2021 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムの李(リー)朝(1009~1225年)初代皇帝のリー・タイ・トー(李太祖=Ly Thai To)の末裔にあたるリ...

新着ニュース一覧

 ファム・ミン・チン首相は5日に開催された第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議の開幕式で、ベトナ...
 ルオン・クオン国家主席はハノイ市の国家主席府で5日、ベトナムを公式訪問中のスリランカのアヌラ・ク...
 国家交通安全委員会によると、4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4月30日から5月4日まで...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角...
 ベトナム国家観光局のデータ(速報)によると、4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに伴う4月30日...
 住友商事株式会社(東京都千代田区)は、同社100%子会社のバンフォン・パワー(Van Phong Power)の出資持...
 西日本鉄道株式会社(福岡県福岡市)は、地場不動産大手のナムロン投資[NLG]
 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が先般発表した2025年4月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は45....
 商工省と複数の省・市における太陽光発電事業を巡る違反事件で、ハノイ市人民裁判所は、ホアン・クオッ...
 国家主席府は4月29日、受刑者8055人と刑執行猶予中の1人の計8056人に対する国家主席の特赦の決定を発表...
 第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議が5月5日に開幕した。  今国会では、国家構造に関する201...
 ホーチミン市文化スポーツ局は、4月30日の南部解放記念日にサイゴン川沿いエリアで実施を計画していた...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)事業の一環で行われた軍事パレードを見物する...
 衣料の製造・販売を行う韓国のレシピグループ(Recipe Group)はこのほど、同社が展開するファッションブ...
 ルオン・クオン国家主席は4月28日、北中部地方ハティン省でラオスのトーンルン・シースリット国家主席 ...
トップページに戻る