ビザ免除滞在期間、30日間への延長を提案 ベトナム公安省

2023/03/20 16:50 JST配信

 ベトナム公安省は17日、外国人の出入国・トランジット・居住に関する法律の一部を改正・補足すべく草案を発表した。現在、同省が意見聴取を行っている。ノービザ(ビザ免除)の滞在可能期間については、現行の15日間から30日間に延長することが提案されている。

(C)vnexpress
(C)vnexpress

 草案によると、外国人に発給する電子ビザ(査証)の滞在可能期間が、現行の30日間から最大90日間に延長となる。この他、電子ビザについては、1回の出入国を認めるシングルビザに加え、 複数回の出入国を認めるマルチプルビザ(数次ビザ)の発給を認めることも盛り込まれている。

 なお、ベトナムは現在、世界80か国・地域の国民に対し、滞在期間最大30日間のシングル電子ビザを発給している。

 草案は、5月に開幕予定の第15期(2021~2026年任期)国会の第5回会議で提出され、今年末に開催される第6回会議で討議される見通し。

 外国人に発給する電子ビザやビザ免除に関する規定を緩和する背景には、ベトナム当局が2022年3月中旬から新型コロナによる制限を撤廃し、国際観光活動を正常化して1年が経過したにもかかわらず、ベトナムを訪れる外国人観光客数がコロナ禍前の水準に回復しておらず、低い水準に留まっていることがある。

 

[VnExpress 16:53 17/03/2023 / Tuoi Tre 19:55 17/03/2023 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 政府は27日、ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法の一部を改正・補足する法律草案を国会に上...
 ファム・ミン・チン首相は15日、観光の発展加速を議題にした全国オンライン会議で、外国人がベトナムに...
 ファム・ミン・チン首相は、9日夜に開かれた経済外交に関する会議で、電子ビザ発行の実施状況を調査し...
 ファム・ミン・チン首相は公安省に対して、観光客の利便性に配慮して、ビザに関する諸政策を見直すよう...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際観光の誘致を促進する会議を主宰した。文化スポーツ観光省はこの席...

新着ニュース一覧

 トー・ラム書記長は18日、ベトナムを公式訪問中のスロバキアのロベルト・カリニャーク副首相 兼 国防相...
 エースコックベトナム(Acecook Vietnam)は15日にホーチミン市のイオンモール・タンフーセラドンで開催...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 タイの大手財閥TCCグループ(TCC Group)傘下のMMメガマーケット(MM Mega Market=MMVN)は18日、南中部地...
 フランス軍との9年間におよぶ抗戦中、ハノイ市の旧ドンアイン郡ナムホン村(現在のフックティン村)と旧...
 各地方自治体での人事異動により、◇北中部地方フエ市、◇同ゲアン省、◇東南部地方ドンナイ省の人民委員...
 ベトナム外務省は17日、株式会社日本電波ニュース社(NDN、東京都港区)に対し、ベトナム事務所再開の許...
 光学製品事業や機能製品事業を手掛ける恵和株式会社(東京都中央区)は、ベトナム駐在員事務所をハノイ市...
 沖電気工業株式会社(OKI、東京都港区)は、北部紅河デルタ地方ハイフォン市のチャンズエ工業団地の生産...
 各省・市の計画投資局のデータによると、2025年10月に全国で新規設立された外資企業および支店、営業所...
 ファム・ミン・チン首相は訪問先のクウェートで17日、同国のアフマド・アブドゥッラー首相と会談した。...
 各地方自治体での人事異動により、◇東北部地方タイグエン省、◇北中部地方ハティン省、◇南部地方タイニ...
 公安省が設立した国家データセンターと、遺伝子解析の民間企業であるジーンストーリー(GeneStory)株式...
 韓国農漁村公社はこのほど、ベトナムの中央獣医診断センター(NCVD)の対応力強化第2次事業において、同...
 カーボンニュートラルソリューションやITソリューションなどを手掛けるレカム株式会社(東京都渋谷区)の...
トップページに戻る