米マリオット・インターナショナル(Marriott International)は、ベトナムでの事業拡大に向けて、ハノイ市やホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市、南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市(島)などでホテルやリゾート20か所を増設する計画だ。
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これは、同社のアンソニー・カプアノ会長 兼 最高経営責任者(CEO)が、先般行われたファム・ミン・チン首相との会談で明らかにしたもの。
カプアノ会長は、ベトナムへの投資活動を拡大し続けるとともに、より多くの外国人観光客を引きつけるべく、ベトナムのイメージを宣伝することで、ベトナムの観光産業促進に貢献すると約束した。また、同社は質の高いベトナム人材の採用を強化する方針を示した。
同社はベトナムで、◇「JWマリオット(JW Marriott)」、◇「ル・メリディアン(Le Meridien)」、◇「シェラトン(Sheraton)」など8つのブランドでホテル・リゾート16か所を運営している。
なお、同社は26日、観光不動産開発を手掛ける地場サングループ(Sungroup)との間で、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック郡のホントム島(Hon Thom)における「リッツ・カールトン・リザーブ(Ritz Carlton Reserve)」と「ラグジュアリーコレクション(The Luxury Collection)」ブランドのリゾート管理・運営に関する契約に調印した。両ブランドはベトナム初参入となる。