西北部地方ラオカイ省人民委員会はこのほど、同省にあるバットサット(Bat Xat)自然保護区を「バットサット国立公園」に格上げする決定を下した。
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これにより、同国立公園はベトナムで36番目、同省ではホアンリエン(Hoang Lien)国立公園に次ぐ2番目の国立公園となる。
面積・区域と機能
バットサット国立公園は、同省のムオンフム村(xa Muong Hum)、ゼンサン村(xa Den Sang)、イーティー村(xa Y Ty)の3村にまたがり、総面積は約1万8510haに上る。このうち、厳正保護区が約1万4686ha、生態系回復区が約3441ha、サービス・行政区が約382haを占める。また、緩衝地帯(バッファゾーン)にはこれら3村の32村落が含まれている。
同国立公園は、森林生態系の完全性の保護、生物多様性と遺伝子源の保護をはじめ、科学研究、環境教育、環境保護を機能として持つ。また、水源の維持、エコツーリズムの開発、森林環境サービスの提供を通じて、緩衝地帯の住民の生活向上や社会経済発展、国防・安全保障の確保に貢献することが期待されている。
豊かな生物多様性と自然景観
ホアンリエンソン(Hoang Lien Son)山脈の起点に位置する同国立公園は、多様な地形と高い標高により豊かな生態系を有している。これまでに維管束高等植物976種が確認されており、このうち137種が絶滅危惧・希少種、67種が北部地方の固有種、38種がベトナムの固有種となっている。
動物については173種(哺乳類42種、鳥類73種、爬虫類20種、両生類38種)が確認されている。多くの種がベトナムレッドブックや国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されているほか、コノハガエル科のカエルなどの両生類の固有種も確認されている。
同国立公園はプーターレン(Pu Ta Leng)山(標高3049m)、キークアンサン(Ky Quan San)山(標高3046m)、ニウコーサン(Nhiu Co San)山(標高2965m)といった高峰がそびえる雄大な自然景観を誇る。ドー(Do)滝や古木の群生、パヴィ(Pavie)の古い石畳の道、ホンガイ(Hong Ngai)滝など、魅力的な観光資源も数多く点在しており、今後のエコツーリズムのさらなる発展が見込まれる。




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