【3部作】ブタタカシ ボーティサウで朝食を~中編~

2015/12/22 09:50 JST配信

( 前回 のあらすじ)

佐井の家の近所、ボーティサウ通りでは、朝早くから大量の屋台が並びます。

しかし、 体の割に気の小さい佐井。

ほとんどの店に入ったことがなく、取材にかこつけて、色々行ってみたいという邪念から、山崎さん、山崎さんの彼女、石原さんと早朝のボーティサウ通りへ。

しかし、わずか300mの区間に30もの屋台が立ち並ぶボーティサウ通り。

なかなか前に進ませてもらえません!!

というわけで、先を急ぐ4人ですが、次は謎の天秤のおばちゃんが我々の行く手をはばみます。

なんだなんだ?

この天秤の片方、よく見ると揚げ物用の鍋になっていて、かなりいい感じでグツグツ揚がってます。

こりゃおいしそう!

そして、できあがった商品が、反対側の天秤の中に入っています。

ピロシキ?

揚げたてサクサクっぽい感じで実に美味しそうですが、一体何の揚げものかは全く不明。

無造作にビニールに入れる

よくはわからないものの、ここは勢いで買ってしまえと、おばちゃんに 1種類 1個ずつくれと伝えたのですが、上手く話が伝わらなかったのか、結構どっさり目にビニールに入れてくれました。

色々入ってる!

中身はこんな感じです。

よくわからないですが、ガッツリ色々入れてくれました。

サービスいいなぁと思ったのですが、お値段は5万VND(約270円)なり。

おい、おばちゃん、それはぶっこみすぎだろうと思ったけども、 食べ物の前にはピースなデブ軍団 は泣き寝入りです。

まず一つ目はこちら。

芋???

芋(何芋かは不明)に、味の素を練り込んで揚げたらしいフライ。

味は・・・・・・何か味が足りてない気が。

塩味なんだけど、若干味気ない。

むしろ、油の味が引き立ちすぎてる・・・・。

僕だけかと思いきや、みんな同じ反応。

未確認飛行物体みたい

次はこちら。

ぱっと見は東南アジア名物エビせんべいのようですが、どうやらココナッツの何かを、どうにか揚げたものらしい。

味のほうはというと、何やら微妙に甘い。

しかし、微妙過ぎて、やはり油の味が勝っている・・・。

具がぎっちり!

そして、メインイベント、ピロシキっぽい何か。

これは、かなり美味しい!!

中の具の塩加減が絶妙で、外の皮もカリカリで美味しいです。

ふむふむ

先の2つの揚げものがちょっとがっかりだったので、あまり期待してなかったのですが、これは実に美味しく頂きました!!

ちょっと細長い何か

最後のこちらは、食べてみるとバナナのフライでした。

ただし、熟してない青いバナナを使っているようで、甘さが弱いサツマイモのフライみたな感じ。

これもちょっと微妙な味でした。

我々日本人の舌に合わないだけかもしれませんが、個人的にはこの屋台のおばちゃんに、 多角化せずに、ピロシキ 1本の商売をするべきだ とお伝えしたい!

さて、そうこうしているうちに時間は7時40分。

ボーティサウ通りも、出勤ラッシュのピークを迎えようとする頃、我々はようやくハイバーチュン通りを渡りました。

交通量が増してきました

まだ、スタート地点から100mしか進んでません。

ハイバーチュン通りを渡ると、さらに大がかりな屋台やお店が連なっています。

b??n b?? Hu?(ブンボーフエ) のお店

ブンボーフエのお店。

こちらにも、沢山のお客さんが入っていました。

でも、ブンボーフエは有名すぎるのでパスします。

いや本当は、先ほどの揚げものが胃にダメージを与えていて、ちょっとキツイなぁとか・・・・そんなことは無いはずです(汗)

哀愁漂う背中

そして、こちらの謎の屋台が目に飛び込んできました。

屋台には、「B??nh ????c n??ng(バインドゥックノン)」と書かれています。

「n??ng」は温かいという意味なので「B??nh ????c」の温かいやつのようです。

ちなみに、あとで調べたところによると、「バインドゥック」は米粉や片栗粉に似た芋の粉でつくった餅のようなもので、「バインドゥックノン」はその餅のようなものを入れたベトナム版お雑煮のような食べ物らしい。

なんだか具がいっぱい

早速注文すると、これが出てきました。

お値段は1万5000VND(約82円)なり。

味の想像がつかない・・・

表現がかなり難しいのですが、小麦粉で作ったフル―チェの上に、トウモロコシ、豚肉でんぶ、ひき肉、タレ、ごま油がかかっているような食べ物です。

まぜませ

とりあえず、全体的にかき混ぜて食べてみます。

いただき!

山崎さんがまずはパクリ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

ふむーーーー

山崎さん: 「うーーーん、美味しいんじゃないですかぁ・・・・」

若干怪しい反応です。

うふふ♪

しかし、山崎さんの彼女は美味しそうに食べています。

緑のメガネフレームが鮮やかです。

佐井もいただいてみます。

いっただっきまーす!

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

うぐぐっ!

ごま油が強すぎるため、先ほどの揚げものが連想されてしまいます。

味は良いのですが、フル―チェ状の粉モノが重たい・・・。

とにかく腹にたまる一品。

すでに5軒ハシゴしている身にはきつい一発です。

食べてみる

佐井と山崎さんの微妙な表情に不安を感じながらも、石原さんもパクリ。

オレにまかせろ!

  

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

ううむ

石原さん: 「うーーーん、美味しいんじゃないですかぁ・・・」

やっぱりその反応かぁ・・・。

歩いて行くとさらに天秤屋台で麺を売ってました。

人気があるらしい

結構お客さんも入っていたのですが、揚げものとバインドゥオックにやられた胃は、「ちょっとこれは避けよう」と言ってます。

またしても立ちはだかる屋台

しかし、食べ歩きなので、屋台を避け続けるわけにも行かず、「B??nh ??t n??ng(バインウオットノン)」という見たこともない看板に足を止めます。

こちらも「n??ng」なので、温かい食べ物のようです。

ちなみに、「B??nh ??t n??ng」の下に書いてある「gi?? b??nh d??n(ヤービンヤン/ザービンザン)」とは、「平民価格」=「手ごろな値段」という意味です。

高くないことをさりげなく教えてくれるあたり、優しさですね。

とりあえず、お店の人に注文してみます。

なんだかわからないけど、くださーい

すると、お店のお姉さんが、厚手のライスペーパー的なものをきし麺状にハサミで切って茹でていきます。

シンプルでおいしそう!

でき上がったものはこちら。

上にカマボコ的なものと揚げ春巻きがトッピングされています。

お値段は2万VND(約109円)なり。

タレをかけます

タレをかけて食べるタイプのようで、上からぶっかけます。

おもいきっていきます!

食べてみると、さっぱりした味で、するすると入っていきます。

こりゃいける!

麺はかなり極太のきし麺タイプで、ベトナムで今までに食べたことの無い食感です。

甘いタレと熱々の麺が絶妙にマッチします。

極平太麺

石原さんもご満悦の表情です。

うまうま

ちなみに、上に載っているかまぼこ状のものですが、まさにカマボコみたいな味でした。

甘いタレに絶妙にマッチしてます。

ひとくちでぱくり!

こちらの屋台はかなりの席数が用意されていて、お客さんがたくさん来ていました。

大繁盛!

我々が食べている途中に、ピーナッツの行商の人が席まで売り込みに来るなど、とてもベトナムらしい屋台でした。

サンダルとジャンパーがコーディネートされているおしゃれなピーナッツ売り

そんなこんなで、4人でするっと完食。

ごちそうさまでした!

さすがにお腹いっぱいです。

お店を出るときに、何故かベトナム版の梅宮辰夫みたいな人が、石原さんに激しく握手を求めていました。

ベトナム版の梅宮辰夫と固い握手

ベトナムと日本のおじさんの邂逅。かなり怪しいです。

H? ti?u(フーティエウ)など色々な麺を売る屋台

他にも米麺H? ti?u(フーティエウ)の屋台などもありました。

ベトナムはとにかく麺の種類が多いです。

朝から色々な麺の屋台が出ています。

肉まんがにくらしい!

肉まんの屋台などもありますが、すでにお腹いっぱいのため、見て見ないふり。

ヤバイ。本当にお腹いっぱいだ。

しかし、まだ200mくらいしか進んでない。

あと残り100mもあるのに・・・。

果たして、最後までたどり着けるのか!?

更に次週へとつづきます。

著者紹介
佐井高志
ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」
日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。
このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。
2016年11月日本へ帰国。
2018年9月再度ダナンに駐在。
豚が如く
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