南中部カインホア省ニンホア郡で操業する韓国系のヒュンダイ・ビナシン造船社は27日から、1日平均1300人の従業員を一時帰休させた。これは従業員の34.1%に相当する。帰休期間中の1日当たりの手当ては、外資系企業の最低賃金とされる2万7000ドン(約200円)が支給される。
同社は帰休措置の理由について、同社の工場が排出する銅スラグ(船舶の研削材)による環境汚染問題の解決に集中するためと説明している。設立当初は造船所として操業予定だったが、船舶の整備や修理のみに使用されてきた。これまでに同社が廃棄した銅スラグは約100万トンにも達している。