製薬大手の米アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)はこのほど、地場製薬会社グロメド(Glomed)を買収したことを発表した。買収額は明らかにされていない。
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アボットはグロメドのブランドを維持すると共に、周辺地域の市場にもブランドを広く周知していく方針。アボットは今回の買収により、ベトナムの製薬会社のトップ10入りを果たすことになると期待されている。
グロメドは1995年に設立され、東南部地方ビンズオン省で製薬工場2か所(年産能力合計10億錠)を運営。同社の生産する医薬品は約200種類に上り、全国各地で販売されている。またアボットは、抗生物質や消化薬、心臓病治療薬、鎮痛剤、ぜんそく薬などの医薬品を生産している。