中国の太平洋建設集団、ベトナム大手企業やホーチミン市と提携

2026/06/18 14:18 JST配信

 中国のインフラ開発大手である太平洋建設集団(China Pacific Construction Group=CPCG)は最近、ベトナムでの事業拡大を加速させている。地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)や、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)と協力するほか、ホーチミン市建設局とも交通インフラ開発に関する覚書(MOU)を締結した。

(C) Markettimes
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FLCグループおよびビングループとの事業協力

 CPCGのソン・シャオティン社長率いる代表団は15日、FLCの経営陣と会談した。ソン社長は、2026年末までにベトナム市場への投資総額を1000億人民元(約2兆3700億円)に引き上げる目標を掲げ、政府や地方自治体、大手民間企業との連携を強化する意向を示した。

 またこれに先立ち、CPCGはVIC傘下のビンコンズ(VinCons)とコンソーシアム(共同企業体)を組み、ハノイ市のトゥーリエン橋プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)パッケージを落札した。同プロジェクトの投資総額は約20兆VND(約1220億円)に上り、2027年4~6月に完成する予定だ。

ホーチミン市とのインフラ整備協力

 さらにCPCGは、ホーチミン市建設局とインフラ開発に向けた5年間のMOUを締結した。同社は都市計画の調査や技術移転などで協力するほか、条件を満たすベトナム企業の優先的な起用を約束した。また同市が資金難に直面した場合、同社が年2.75~5.50%の低金利で資金を前貸しし、追加費用を求めないことも提案した。

 CPCGによると、入札の分割や譲渡を行わず、自社の人員や資金を活用して一貫した責任を負う「一元化」モデルの適用も提案しており、投資家と施工業者の役割を兼任することで品質向上とコスト削減を目指している。

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