- 調整案承認、24年末めどに完工・商業運転
- 全長19.7km、高架11駅・地下3駅を設置
- 投資総額の87%は日本のODA利用
ホーチミン市人民委員会は、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)プロジェクトの調整案を承認した。
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調整案によると、2024年末をめどに工事を完了し、商業運転を開始する。
同プロジェクトの投資主であるホーチミン市メトロ管理委員会(MAUR)は、スケジュールを確実に遵守すべく、プロジェクトの残りの作業を実行するための詳細な計画を策定して実施しなければならない。
MAURと請け業者との間で生じている賠償請求に関する問題について、同市人民委員会はMAURに対し、この問題がプロジェクトの進捗に影響することのないよう、積極的に和解案や適切な対応策を見つけるよう指示した。
メトロ1号線は全長19.7kmで、14駅(うち高架11駅、地下3駅)を設置する。投資総額は43兆7570億VND(約2560億円)で、うち87%は日本の政府開発援助(ODA)を利用し、残りは市予算で賄っている。
完成率は98.6%となっている。各パッケージの完成率は以下の通り。
◇CP1aパッケージ(ベンタイン駅~市民劇場駅までの地下区間):100.0%
◇CP1bパッケージ(市民劇場駅~バーソン駅までの地下区間):99.96%
◇CP2パッケージ(高架区間とデポ):99.76%
◇CP3パッケージ(電気機械設備、機関車、車両、レールの調達、メンテナンス):96.79%