- 台風3号の影響で4Gへの切り替えに遅れ
- 2G限定携帯電話の利用者、全体の1%未満
- 2Gネットワーク、93年から国内で発展
情報通信省は、第2世代移動通信システム(2G)限定対応の携帯電話を利用する契約者向けサービスを15日に正式に終了する。9月16日の終了が予定されていたが、台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の影響により4Gへの切り替えが遅れているため、1か月延期されていた。
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国内で2G限定の携帯電話を利用している契約者は約70万人で全体の1%未満。携帯キャリア別の内訳は、◇ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel):36万人、◇ビナフォン(Vinaphone):15万人、◇モビフォン(Mobifone):4万7919人、◇ベトナモバイル(Vietnamobile):1万7000人、◇ASIMテレコム(ASIM Telecom):5000人、◇VNスカイ(VNSky):数千人、◇モビキャスト(Mobicast):423人など。契約者の大半はへき地で暮らす高齢者で、サービスへの需要が少ない。
2Gネットワークは1993年から国内で発展したが、近年はセキュリティ上の脆弱性がハッカーに狙われる場合が多くなっていたほか、4G、5G、6Gネットワークの展開を妨げる原因にもなっていた。
ベトテルのグエン・チョン・ティン副社長は、2G限定携帯電話の契約者は携帯電話を利用する機会が少ないことから連絡が取りづらく、さらにへき地に住んでいる人が多いためスタッフがアクセスするのも困難だと述べている。