サイゴン通信技術、ホーチミンでデータセンター建設を計画

2024/10/31 05:06 JST配信
  • クチ郡のタンフーチュン工業団地に建設
  • 市の投資誘致と工業団地開発計画に合致
  • ベトテルも大規模データセンター展開中

 地場サイゴン・インベストメント・グループ(SGI)の傘下で情報技術(IT)関連ビジネスを展開するサイゴン通信技術[SGT](Saigontel)は、ホーチミン市でデータセンター建設プロジェクトを展開する意向についてホーチミン市人民委員会に打診した。

(C) kinhtechungkhoan
(C) kinhtechungkhoan

 同社の提案によると、データセンターは、市西北部にあるクチ郡のタンフーチュン工業団地に建設する。地場投資ファンド運用会社のサイゴン・アセット・マネジメント(Saigon Asset Management=SAM)と提携して事業を進めるという。

 タンフーチュン工業団地は、工業団地開発大手キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Group)傘下の系列企業が展開する工業団地だ。

 また、SGTのダン・タイン・タム会長は、SGIとKBCの会長でもある。

 ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)は、SGTが提案したデータセンター案件について、同市貿易投資促進センター(ITPC)宛てに公文書を送付し、同案件が市の投資誘致方針と工業団地開発計画に合致しているとして支持した。

 なお、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)も、同工業団地で大規模なデータセンター建設プロジェクトを展開している。投資総額は14兆7000億VND(約890億円)で、6500ラックを設置する。2期に分けて実施し、第1期(1600ラック)が2024年10~12月に、第2期が2028年1~3月に稼働を開始する。

[Kien Thuc Dau Tu 16:28 28/10/2024, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場サイゴン・インベストメント・グループ(SGI)傘下のサイゴン通信技術[SGT]

新着ニュース一覧

 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る