ベトジェットエアとカザク・エア、新たな航空会社を設立

2025/05/07 05:52 JST配信
  • 「ベトジェット・カザフスタン」設立
  • VJC子会社がカザク・エア株取得
  • 中央アジアの航空ネットワーク展開に期待

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)とカザフスタンの航空会社であるカザク・エア(Qazaq Air)は、カザフスタンの首都アスタナで6日に開催されたカザフスタン・ベトナムビジネスフォーラムで、戦略的パートナーシップを締結し、新たな航空会社「ベトジェット・カザフスタン(Vietjet Qazaqstan)」の設立を発表した。

(C) Vietjet Air
(C) Vietjet Air

 ビジネスフォーラムには、カザフスタンを公式訪問しているトー・ラム書記長も出席した。

 今回の提携により、VJC子会社のアビエーション・ホールディングス(Aviation Holdings)は、カザク・エアの株式を取得し、カザフスタン市場に本格的に参入する。

 これは、両国間の航空・経済・文化分野における連携強化の一環として位置づけられ、中央アジアにおける航空ネットワークの新たな展開が期待されている。

 新会社のベトジェット・カザフスタンは、ベトナムと東南アジア、さらには国際的な主要空港を結ぶ戦略的ネットワークの構築を目指す。カザフスタン国内外の需要に対応することで、観光・貿易・物流の促進、地域経済の活性化、雇用創出への貢献が見込まれている。

 また、新会社は米ボーイング社(Boeing)との間で、ボーイングB737型機に関する包括的な技術支援契約を締結した。これにより、ソフトウェア提供、部品供給、パイロット・エンジニアの訓練、機体の整備・アップグレードなど、運航の安全性と効率性を支える広範な支援を受ける。

 将来的には、ボーイングB737型機を少なくとも20機導入し、国内線と国際線のネットワークの拡大を図る。さらに、VJCの支援のもと、先進的な運航モデル、デジタル管理体制、人材育成プログラムの導入が計画されている。

[Vietjet Air 06/05/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、南中部沿
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、ベトナム

新着ニュース一覧

 ベトナム商工連盟(VCCI)と米国国際開発庁(USAID)が6日に発表した2024年の各省・市競争力指数(PCI)ラン...
 国家体制に関わる2013年版憲法の一部条項の改正・補足に向けた意見聴取が、6日に始まった。  文書...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)とカザフス
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~4月期のFDI認可...
 東南部地方ドンナイ省人民評議会はこのほど、同省ロンタイン郡で建設中のロンタイン国際空港とホーチミ...
 福岡県北九州市上下水道局はハノイ市で4月28日、南部メコンデルタ地方ティエンザン省のティエンザン水...
 都市計画に関するコンサルティング業務や一般建築の設計監理業務などを手掛ける株式会社プランテック(...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年4月の輸出額(推定値)は前年同月比+19.8%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年4月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.07%上昇、前年...
 2025年大阪・関西万博のベトナムパビリオンが、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30...
 ベトナム共産党トー・ラム書記長は4日、私的経済(民間セクター)の発展を促進する政治局の決議第68号-NQ...
 地場CTグループ(CT Group)傘下のCTセミコンダクター(CT Semiconductor)はこのほど、東南部地方ビンズオ...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は5日、ドイツのエネ
トップページに戻る