- 地場フーミービン投資建設株30%取得
- 上下水道設備の運営・管理業務に参画
- スマート水道管網管理技術を試験導入

韓国水資源公社はこのほど、マレーシアの送電設備事業者ロハス・テクニック(Rohas Tecnic)の子会社で浄水場の建設などを行うRBCウォーター(RBC Water)と、南部メコンデルタ地方ロンアン省にある地場水処理会社フーミービン投資建設(Phu My Vinh Investment and Construction=PMV)の株式を取得する契約を締結した。
![]() (C) 韓国水資源公社 |
RBCウォーターが保有するPMV株30%に相当する1473万株を、同公社が取得する。取得価額は5008億2000万VND(約27億6000万円)。これにより、韓国水資源公社は2025年から2063年まで、上下水道設備の運営・管理業務に参画することとなる。現在、PMVはロンアン省にあるホアカインタイ(Hoa Khanh Tay)浄水場の運営を通じて、1日あたり8万tの水を近隣の工業団地に供給している。
韓国水資源公社は今後、水道水を供給する全過程にモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)を適用し、漏水防止や水質管理などを行うことができる技術「スマート水道管網管理(Smart Water Network Management=SWNM)」などを試験的に導入し、ベトナムでの導入拡大を図る。
このほか、ロハス・テクニックやRBCウォーターと同公社は、上水管網の整備や有収率の引き上げなどを促進するスマート水道管理技術を、東南アジアで拡大するための業務提携も行った。