南中部地方ダナン市人民委員会と国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル＝Viettel)は1日、ハイテク複合施設「ベトテル・ダナン・ビルディング(Viettel Da Nang Building)」の着工式を開催した。

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　これは、ダナン市が1日付けでクアンナム省と合併して「新ダナン市」に移行して初めての大規模プロジェクトとなる。

　同プロジェクトでは、ハン川東岸に地上18階・地下2階建てのツインタワーを建設する。延床面積は8万m2、投資総額は約3兆VND(約164億円)で、2期に分けて実施する。第1期は約1兆3000億VND(約71億円)を投じ、2027年6月の完成を予定している。

　施設内には、コア技術の研究開発拠点、データセンター、ハイテク人材向けのオフィススペースなどが設けられる予定だ。

　ダナン市人民委員会のルオン・グエン・ミン・チエット主席は、「このプロジェクトは、情報通信インフラの整備とデジタル経済の発展に向けた重要な節目であり、2025～2030年の重点施策として掲げる科学技術とイノベーションによる成長戦略を後押しするものだ」と述べた。

　また、ベトテルのタオ・ドゥック・タン会長 兼 社長は、「完成後のタワーは、先進的なデジタル技術のショーケースとして機能し、国内外の企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を体験・連携できる拠点となる」と語った。