- 韓国ハビットファクトリーと覚書締結
- ハビットファクトリーの東南アジア進出
- バオベト生命保険の業務へのAI導入促進
韓国のフィンテック企業ハビットファクトリー(HABIT Factory)はこのほど、ベトナムのバオベト生命保険(Bao Viet Life)と覚書(MOU)を締結した。
![]() イメージ画像 |
今回の提携は、ハビットファクトリーによる東南アジア市場進出と、バオベト生命保険の業務における人工知能(AI)導入を進めるものだ。
ハビットファクトリーはバオベト生命保険に対し、顧客や保険プランナー向けAIソリューションの構築、データ分析技術の提供、保険商品の開発諮問などを行う。
一方、バオベト生命保険はハビットファクトリーに対し、ベトナムの市場情報や専門人材を提供する。その後はデジタル保険商品の共同開発も行う予定だ。
ハビットファクトリーによると、ベトナムの保険産業におけるAI導入やデジタルトランスフォーメーション(DX)は、他の産業に後れを取っている状態だという。今回バオベト生命保険との提携に踏み切ったのも、こうした背景がある。
ハビットファクトリーの代表的なサービスは、「シグナルプランナー」、「シグナルフロー」といった保険・金融関連のアプリ提供だ。「シグナルプランナー」は保険加入者向けのアプリで、保険の運用レポートを受け取ったり、メッセージアプリと連動して保険会社の担当者に問い合わせしたりできる。また「シグナルフロー」は保険会社向けのアプリで、基本的な顧客情報を入力するだけで最適な保険設計を一覧表示する。これにより業務の効率化に貢献する。