- フーバイ工業団地内のビール工場拡張
- 投資総額約9000万USD、生産能力約50%増
- 多様な製品ラインナップへの対応が可能に
カールスバーグベトナム(Carlsberg Vietnam)は26日、北中部地方フエ市のフーバイ工業団地内にあるビール工場の拡張プロジェクトの竣工式を開催した。
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投資総額は約9000万USD(約133億円)で、生産能力を約+50%引き上げたことにより、同工場はカールスバーグにとってアジア最大規模のビール工場となった。
今回の拡張により、「カールスバーグ(Carlsberg)」、「1664ブラン(1664 Blanc)」、「ツボルグ(Tuborg)」、「サマーズビー(Somersby)」などの国際的なプレミアムブランドから、「フダ(Huda)」や「ハリダ(Halida)」といった国内ブランドまで、多様な製品ラインナップへの対応が可能となった。
新工場には、従来比で20%の節水と15%の省エネを実現する高効率の醸造設備に加え、人工知能(AI)を活用した電動フォークリフトや、国内トップクラスの高速包装ラインが導入されている。
また、同工場はカールスバーグの国際的な安全・衛生基準に準拠して設計され、国際再生可能エネルギー証書(I-REC)を取得し、再生可能エネルギーとバイオマスエネルギーによって稼働する。排水は高度な濾過技術で処理され、ベトナム政府が掲げる2050年のカーボンニュートラル目標にも貢献する。
カールスバーグベトナムは、2026年までにすべての製品パッケージを再利用またはリサイクル可能な素材に切り替えるという目標も掲げている。