- ソックソン廃棄物発電所の竣工式を開催
- 1日のごみ処理能力5000t、発電能力90MW
- 東南アジア最大、世界で2番目の規模
ハノイ市人民委員会と投資主のハノイ・ティエンイー環境エネルギー(Ha Noi Thien Y Environmental Energy)は13日、同市のナムソンごみ処理複合区内に建設されたソックソン廃棄物発電所の竣工式を開催した。
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ソックソン廃棄物発電所は2019年8月に着工し、2022年5月に初めてごみを受け入れた。現在の1日あたりのごみ処理能力は5000t、発電能力は90MWで、ベトナム最大かつ東南アジア最大、また世界で2番目の規模を誇る。
同発電所は、ベルギーのウォータールー(Waterleau)製のメカニカルストーカー炉技術を採用しており、欧州およびベトナムの環境基準を満たす最新設備となっている。ハノイ市の廃棄物問題の長期的な解決に貢献すると期待されている。
同市人民委員会のチャン・シー・タイン主席は式典で、「ハノイ市では人口800万人を超え、1日あたり約7600tの生活ごみが発生している。1999年以降、累計3000万t超を埋め立て処理してきたが、環境やインフラ、市民生活への負担が大きい」と述べた。
タイン主席はまた、ハノイ・ティエンイー環境エネルギーに対し、1日1600tの処理能力を有する第2期工事の早期着工を求めた。さらに、市の関連当局に対しても、ナムソンごみ処理複合区での第2廃棄物発電所の建設に向けた手続きの加速を指示した。