ビンEVタクシー、ブランド名を英語に統一 海外展開を本格加速

2026/04/15 14:36 JST配信

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(Xanh SM)」を展開するグリーンSM(Green SM)は13日、ブランド名を英語名の「グリーンSM」に統一したと発表した。

(C) Kien Thuc Dau Tu
(C) Kien Thuc Dau Tu

 これまで国内外で異なるブランド名を使用していたが、今回の統一によりブランドアイデンティティの一貫性を高め、グローバル展開を加速させる狙いがある。

サービス刷新と利便性向上

 「グリーンSM」への名称変更に伴い、モダンでシンプルなデザインの新バージョンのアプリを導入した。このアプリは、同社が事業を展開する全ての国で共通して使用でき、人工知能(AI)の統合により各ユーザーの移動経路を個別化し、リアルタイムでデータを更新する。ベトナム国内においては、利用者がより覚えやすいよう、コールセンターの番号を従来の「1900 2088」から「1555」へと変更した。

グリーンSMプラットフォーム事業の海外拡大

 ブランド名の変更に加え、シェアリングエコノミーモデルである「グリーンSMプラットフォーム事業」を、海外市場として初めてインドネシアおよびフィリピンへと拡大した。これにより、現地でビンファスト製EVを所有する個人や企業が、共通の基準の下でグリーンSMのエコシステムに参加し、安定した収入を得ることが可能となる。

 グリーンSMは事業開始から3年が経過し、現在はベトナム、ラオス、インドネシア、フィリピンの4か国で事業を展開しており、18万6000台以上のEVおよび電動バイクを運行している。これまでに約6億2000万回の乗車を記録し、総移動距離は42億kmに達して、二酸化炭素(CO2)排出量を▲58万t削減した。

 また、2026年1~2月期に3度の増資を実施しており、資本金は43兆4000億VND(約2600億円)に達し、評価額10億USD(約1590億円)を超えるユニコーン企業の仲間入りを果たした。2027年には香港での新規株式公開(IPO)を計画している。

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