ベトナムの自動車市場で、これまで3億VND(約184万円)とされた車両価格の最低ラインが、超小型電気自動車(EV)の普及で崩れている。現在、国内の格安車トップ5ではミニEVが市場をリードしており、最安モデルでは優遇適用後の実質価格が8900万VND(約55万円)~と、バイク並みの低価格となっている。
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業界最安値を更新したのは、民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製「VF 2」で、公表価格は1億8800万VND(約115万円)だが、優遇適用後の実質価格は8900万VND~となる。
2位は中国の第一汽車(FAW Group)傘下のブランド「奔騰(Bestune)」が販売する「子馬(Xiaoma)」で、1億9900万VND(約122万円)だ。以下、3位にビンファスト製「ミニオグリーン(Minio Green)」が2億6900万VND(約165万円)、4位にビンファスト製「VF 3」が3億0200万VND(約185万円)と続いた。5位にはガソリン車として唯一、韓国・起亜(KIA)の「起亜モーニング(Kia Morning)」が3億2500万VND(約200万円)でランクインした。
低価格帯におけるEVの圧倒的な優位性は、価格だけでなく維持費の安さにもある。ガソリン車で唯一ランクインした「モーニング」は、長距離移動での信頼性はあるものの、100kmあたり5.54リットルの燃料消費がネックとなる。充電インフラへの懸念を抱く層には依然として支持されているが、日常の移動手段としては、今後も経済的なミニEVへのシフトが加速すると見られている。







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