中国の自動車大手の第一汽車(FAW Group)は、ハノイ市で24日から開催されている「ベトナム・中国・ASEAN国際エネルギー展示会(VCAE EXPO 2025)」で、傘下ブランド「ベストゥーン(Bestune)」の「子馬(Xiaoma)」と「NAT」のEV2車種を発表した。

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　両モデルは、北部紅河デルタ地方タイビン省に本社を置く現地企業を通じてベトナム国内で輸入販売される予定で、今年7～9月中にもベトナム市場に投入される見通し。また、2026年以降はベトナム国内での組立を計画しているという。

　「子馬」は全長3000mm、全幅1510mm、全高1630mm、ホイールベース1953mmの小型EVで、最大出力20kW、最大トルク85Nmのエンジンを搭載。バッテリー容量は13.9kWhで、最大航続距離は170km、最高速度は100km/h。

　一方の「NAT」は全長4450mm、全幅1840mm、全高1680mm、ホイールベースは2850mmのMPVタイプで、最大出力120kW、最大トルク155Nmのエンジンを搭載。バッテリー容量は55.7kWhで、最大航続距離は425kmとなっている。

　ベトナムでの販売価格は、「子馬」が約2億VND(約110万円)、「NAT」が6億VND(約330万円)未満となる見込み。