- 岩屋外務大臣とソン外相が共同議長
- 前回会議以降の協力の着実な進展を歓迎
- 日ASEANとASEAN+3(日中韓)の会議も開催
マレーシアのクアラルンプールで現地時間10日午後、第16回日メコン外相会議が開催され、岩屋毅外務大臣とブイ・タイ・ソン副首相 兼 外相が共同議長を務めた。
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岩屋外相は冒頭、ミャンマー地震の甚大な被害に対するお見舞いと日本の人道支援について言及した上で、メコン地域は日本と密接な関係を有するとし、自由で開かれたインド太平洋の実現にとって鍵となる地域だと述べた。続けて、各国と二国間で進めている連結性・防災・脱炭素化・デジタル化といった協力をメコン地域の「面」でも連携・展開するとともに、組織的特殊詐欺などの越境犯罪対策を強化していきたいと述べた。
また、ソン外相は、2024年7月の外相会議以降の日メコン協力の着実な進展を歓迎すると述べた。
各国は、2024年7月の日メコン外相会議で採択された「日メコン協力戦略2024」を踏まえた日メコン協力の進展状況について議論し、防災、経済、安全保障・越境犯罪対策と、ミャンマー情勢といった各分野での協力を一層深化させていくことで一致した。
最後に、岩屋外相は、国際情勢が不透明になる中で、メコン地域が平和と安定を実現し、日メコン協力を着実に進めていくことが重要だとし、「日メコン協力戦略2024」の実施状況に関する日メコン外相会議共同議長声明を発出することとした。
また同日、日ASEAN外相会議および第26回ASEAN+3(日中韓)外相会議も行われ、さまざまな分野で協力を推進していくことが確認された。