ビンバス、ハノイ~ハロン間で無料バス運行 都市区への集客狙い

2026/06/02 05:56 JST配信

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンバス・エコロジー輸送サービス(ビンバス=Vinbus Ecology Transport Services)は1日、ハノイ市と東北部地方クアンニン省の複合都市区「ビンホームズ・ハロンサイン(Vinhomes Ha Long Xanh)」を結ぶ電気バスの新路線「HLX」の運行を開始した。

(C) Kien Thuc Dau Tu
(C) Kien Thuc Dau Tu

 運行開始の初期段階では、乗客に無料でサービスが提供される。この取り組みは、環境に配慮した公共交通機関の提供にとどまらず、VICの超大型不動産案件への集客を狙う戦略的な意味合いを持っている。

首都圏と「ビンホームズ・ハロンサイン」を直結する利便性

 新路線は、ハノイ市の「ビンホームズ・タイムズシティ(Vinhomes Times City)」を出発し、同市東部の都市区「ビンホームズ・オーシャンパーク1(Vinhomes Ocean Park 1)」を経由する。その後、ハノイ~ハイフォン間およびハイフォン~モンカイ間の高速道路を利用し、「ビンホームズ・ハロンサイン」の販売オフィスへと向かう。

 総距離は約200km、所要時間は約2時間20分を予定している。月曜から金曜にかけて毎日4往復が運行され、ハノイ市発は7時、9時、13時、14時、「ビンホームズ・ハロンサイン」発は11時、13時、17時、18時となっている。事前登録は不要で、誰もが利用できる開かれた路線となっている。

 民間企業が自費で無料長距離バスを運行する背景には、総面積6206haに及ぶ「ビンホームズ・ハロンサイン」へのアクセス向上という最大の目的がある。自前でインフラを整備し、顧客や観光客を現地へ直接誘導することは、物件の流動性を高める強力な販売戦略として機能する。

 なお、ビンバスは2019年に資本金1兆VND(約61億円)で設立されたベトナム初の国産電気バス企業で、現在は国内5都市でサービスを展開している。

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