東北部地方トゥエンクアン省(旧ハザン省)ルンクー村(xa Lung Cu)で、2026年1月2日(金)から4日(日)までの3日間、第1回ヒマラヤザクラ祭りが開催される。

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　記念すべき第1回目は「ルンクー・花々との出会いの地」をテーマに開催。会期中の来場者数は3000～5000人を見込んでいる。同イベントは、ヒマラヤザクラの美しさとルンクー村の豊かな自然景観を紹介するとともに、少数民族の伝統文化の保全や、地元の観光振興を目的として開催するもの。

　ヒマラヤザクラはバラ科サクラ属の樹木。高山の森に生えるサクラの野生種の一つで、毎年11月～12月に花が咲く。春に咲く日本のソメイヨシノと比べて、ヒマラヤザクラの花は濃いピンク色をしている。

　ヒマラヤザクラは、ルンクー村の主要道路沿いや官公庁敷地内、観光スポットなどに植えられており、主な観賞スポットとしては、ルンクー国境警備隊駐屯地、村中心部、ルンクー国家旗塔周辺などが挙げられる。

　期間中は、自然や地元の人々をテーマとした写真展や伝統舞踊パフォーマンス、乗馬体験会、高原地方の特産展なども開催される。特産展では、トウモロコシ豆腐や干し豚のバラ肉、燻製ソーセージ、五色おこわなどの伝統料理を味わうことができる。