- Block Bガス田開発で各社と最終投資決断
- 次世代の中核事業、26年末に生産開始へ
- 東南アジアでクリーンエネルギー供給
三井石油開発株式会社(MOECO、東京都千代田区)は、上流ガス田およびガス火力発電所までの輸送パイプラインを含めた一体開発事業(Block B事業)について、事業パートナーのペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group=PVN)、石油ガス試掘・掘削総公社(PetroVietnam Exploration Production Corporation=PVEP)、天然ガス・液化石油ガス(LPG)供給の最大手ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)、タイ石油公社系PTTEPと共に、28日に最終投資決断を行い、関連契約を締結した。
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Block B事業は、MOECOにとって次世代の中核となる事業。探鉱段階より参画している競争力の高い案件であり、中長期にわたり安定収益が期待されている。日量4億9000万立方フィートの生産能力を見込み、生産開始時期は2026年末を予定。
上流事業であるガス田の開発に加えて、ガスを輸送する中流事業の開発も実施予定で、洋上ガス処理設備などの建設費用やパイプライン敷設費用を主とした開発費は、MOECO子会社持分で約7億4000万USD(約1120億円)を予定している。
MOECOは石油・天然ガス上流事業において長年の事業経験を持つ東南アジア地域を注力エリアと位置付けており、同事業での発電用のガス田開発を通じて東南アジア地域でのクリーンエネルギー供給およびエネルギートランジションに貢献することを目指す。