- ピート・ヘグセス戦争長官がベトナム訪問
- 両国間の国防協力が多方面で成果
- 戦争被害克服が国防協力の最優先課題
ファン・バン・ザン国防相は2日、ベトナムを公式訪問した米国のピート・ヘグセス戦争長官(国防長官)と会談した。ヘグセス戦争長官は2日と3日にベトナムを公式訪問した。
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双方は、今回の訪問は越米国交正常化30周年(1995~2025年)の節目にあたる重要な意義を持ち、両国間の包括的・戦略的パートナーシップの推進に寄与すると強調した。
双方は、2011年の国防協力促進に関する覚書および2024年の共同行動ビジョン声明などに基づき、◇ハイレベル代表団の相互訪問や定期対話の維持、◇国連平和維持活動(PKO)、軍医、災害救援分野での協力、◇防衛産業やASEAN拡大国防相会議(ADMM+)での協働などにおいて、両国間の国防協力が多方面で成果を上げていると評価した。
ザン国防相は、米国による英語教育や専門訓練の支援、装備供与がベトナムの国連PKO活動の能力向上に大きく貢献していると謝意を表明した。また、◇不発弾・ダイオキシン処理、◇米軍の行方不明兵(MIA)の捜索、◇ベトナム人民軍の行方不明兵の捜索を中心とする戦争被害克服の成果を挙げた。
ザン国防相は米国側に対し、人材育成、サイバー安全保障、不発弾・ダイオキシン処理支援、行方不明兵捜索の継続を要請した。
ヘグセス戦争長官は、戦争被害克服を両国間の国防協力の最優先課題と位置づけ、平和で繁栄したベトナムを支持すると表明し、2026年にベトナムで開催される国際国防展示会への参加を希望した。
双方は今後、代表団交流、軍医、災害救援、サイバーセキュリティ、国連PKOなどの分野で協力を深化させることで一致した。また、ADMM+などの多国間の枠組みでも連携を強化する方針を確認した。
会談の末、双方は戦争遺留品を交換し、平和と地域の安定への協力拡大に向けた決意を示した。
ヘグセス戦争長官は同日、ルオン・クオン国家主席とも会見した。クオン国家主席は会見で、ベトナムは独立・自主・平和・協力に向けた外交政策を堅持し、外交関係の多様化と多国間化、国際統合を推進して、国際社会で信頼性の高いパートナーとしての役割を果たしていくと述べた。
クオン国家主席はまた、「4つのノー」の国防政策(◇軍事同盟に参加しない、◇第三国に対抗するために他国と協力しない、◇他国がベトナムに軍事基地を設置する、または第三国に対抗する目的でベトナム領土を使用することを認めない、◇国際関係において武力行使、または武力行使の脅迫をしない)を堅持していくとした。




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