- チン首相、クウェート首相と会談
- 30年までに貿易額120億~150億USDに
- FTA交渉促進、各種分野での協力強化へ
ファム・ミン・チン首相は訪問先のクウェートで17日、同国のアフマド・アブドゥッラー首相と会談した。双方はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで一致した。
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両首相は、両国関係が貿易、投資、エネルギー、教育、労働など幅広い分野で拡大していると評価し、2030年までに両国間の貿易額を120億~150億USD(約1兆8600億~2兆3300億円)に引き上げる目標を掲げることで合意した。
チン首相は、ベトナムと湾岸協力理事会(GCC)との間の自由貿易協定(FTA)と、ベトナム・クウェート間の包括的経済連携協定(CEPA)の交渉を促進することを提案した。
双方はまた、北中部地方タインホア省のギーソン製油コンプレックスの運営効率向上や事業拡張で協力する方針を確認した。
戦略的パートナーシップを踏まえ、クウェート側は政府系基金や同国企業によるベトナムへの大型投資を推進し、政府開発援助(ODA)の支援の継続や、両国間の直行便の開設などにも前向きな姿勢を示した。また、食料安全保障分野が両国協力の新たな潜在市場だと指摘し、クウェートなどへの輸出向けの農産品加工工場をベトナムに建設する方針を示した。
これに対しチン首相は、戦略的な食糧に関する長期枠組み協定の交渉開始や、ハラール産業エコシステム構築の支援を提案した。
双方は、科学技術、デジタル変革、イノベーション、再生可能エネルギー、サイバーセキュリティ、観光、教育など新興分野での協力を強化することで一致した。クウェート側は、STEM(科学・技術・工学・数学)分野を含む奨学金枠の拡大の検討を表明した。
チン首相は同日、サバーハ・ハーリド皇太子とも会見した。




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