フランジア、ハノイ工科大学と産学共同プロジェクト推進委員会を発足

2014/07/01 10:00 JST配信

 株式会社フランジア・ジャパン(東京都品川区)の子会社であるフランジア・ベトナム(Framgia Vietnam CO.,LTD)はこのほど、ハノイ工科大学と日本語IT教育の産学共同プロジェクト推進委員会を設立した。

 産学共同プロジェクト推進委員会の目的は以下2つ。

◇情報工学部の学生に日本語でのIT教育を推進していくこと。
◇産学連携でベトナムIT産業の競争力向上に繋がるリサーチプロジェクトを行うこと。

 近年ベトナムでは、チャイナプラスワンの観点で多くの日系IT企業が進出しているが、日本語が話せるブリッジSEの数が慢性的に不足している。そこでハノイ工科大学では2006年から日本語のできる高度IT人材を育成するため、日本のODAを活用した特別コース「ハノイ工科大学ITSS教育能力強化プロジェクト(Higher Education Development Support Project on ICT=HEDSPI)」を情報工学部内に設けているが、今回の産学連携でこの特別コースをより強化していく。

 また、日系企業のニーズや品質管理方法、ITプロジェクトにおける日本語でのコミュニケーションなど、大学ではカバーできない部分を、同社がこれまでオフショア開発で培ってきたノウハウを活かしながら、全面的にサポートしていく。

 具体的には、IT分野のリサーチプロジェクトにおいて先進設備を有するハノイ工科大学の図書館内に専用の研究室を設け、オープンソースプロジェクトへの参加など、ベトナムの未来を担う若手ITエンジニアと共に新技術のリサーチを行う。

 フランジア・ベトナムは2012年にハノイで設立された日系オフショア開発会社で、ベトナムに150名のエンジニアを有し、スマートフォンアプリ、Webアプリ、ゲーム、企業向けシステムなどに幅広く対応した事業を展開している。また、7名の日本人が常駐して進捗管理をしているため、品質管理が行き届いている。

[2014年6月25日 ベトジョーニュースリリース A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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