ベトナムで工業団地の代理店事業、レンタカー事業、進出ポータルサイト運営を行うソルテックトレーディング(SOLTEC TRADING、ホーチミン市)は、ベトナム進出情報を網羅した年刊誌「ハローベトナム」シリーズを発行するクラウンライン(CROWN LINE、ホーチミン市)と業務提携し、6月にもベトナムの工業団地ガイド「インベスト・アジア(Invest Asia)」を創刊する。
(C) ソルテックトレーディング ソルテックトレーディング宮本代表取締役と、クラウンラインの斎藤メディアダイレクター |
(C) ソルテックトレーディング 「インベスト・アジア」(イメージ) |
「インベスト・アジア」では、日系企業が数多く入居する工業団地約30か所を紹介。ベトナムのほかASEAN地域の主要工業団地も取り上げ、各工業団地に入居する日系企業情報や工業団地内の区画図などを掲載する。
発行は年2回。6月発行の創刊号は2万部を無料配布し、それ以降は1冊1200円相当で販売する予定だ。日本とベトナムを中心として、ASEAN地域でも配布・販売する。ベトナム進出を検討している、または進出済みの日系・タイ系企業、これらの企業を顧客とする金融機関などがターゲットとなる。
ソルテックトレーディングの宮本昌社長は、「本来であれば創刊号以降もフリーペーパーとして発行したかったが、現時点で既に大きな反響があり、印刷や郵送にかかるコストの都合で2万部以降は有料にせざるを得なかった。ベトナムで事業を展開する企業が第三国へ情報発信できる紙媒体はこれまでになかったため、工業団地ガイドの価値は非常に高い」と話した。
また、ソルテックトレーディングとクラウンラインは13日、進出日系企業宛てのダイレクトメール(DM)サービスを開始した。同サービスは、クラウンラインが持つ日系企業のネットワークを活用して、DM登録企業が他の日系企業に対してDMを送付できるもの。同サービスの申し込みは進出ポータルサイト「進出マニュアル.com」<http://hello-vn.net>で受け付けている。