ハノイ市で14日、女子中学生が下校中に注射針を持った男に恐喝される事件が発生した。公安の調べによると、女子中学生が自転車で家路に向かう途中、男が突然自転車の後部座席に座り込み、「言うことを聞かないと注射器を刺すぞ」脅した上、ある集合住宅の路地に入ることを要求した。他になすすべも無く、泣く泣く中学生が自転車をこいで路地に入ると、男は女子中学生の自転車(110万ドン相当:約8200円)を奪い逃走した。
この事件に先立つ13日、ランソン省とクアンニン省でも、白昼に注射器を持った暴漢による恐喝事件が発生、バイクタクシードライバーと、電気料金検針員が被害に遭っている。これらの事件は個別の恐喝事件ではなく、注射器を使用するという手口を真似た模倣犯であると考えられ、公安では今後もこのような事件が発生する可能性もある、と注意を呼びかけている。