メコンデルタ地方ロンアン省ドクホア郡に韓国人医師たちが出資して建設したロンアン・セゲロ総合病院で16日午後7時20分ごろ、交通事故の負傷者を運んできた若者らが暴行や破壊行為に及ぶという事件が起きた。
同病院の医師らは、若者3人が運んできた負傷者の手当てにすぐ取りかかったが、3人はけが人を「他の病院に搬送しろ」などと言って医師を罵倒し殴りつけ、さらにドアのガラスを叩き割るなど大暴れしたという。病院側は負傷者をホーチミン市内の病院に搬送するため救急車を準備したが、3人はその救急車まで破壊した。
同病院の院長によると、警察が現場に駆けつけたのは事件発生から1時間以上も経過してからだったという。同省人民委員会のズオン・クオック・スアン主席は同郡警察に対し犯人逮捕に全力を挙げるよう指示した。