北中部タインホア省警察は6日、同省ビンロック郡ビンクアン村在住の高校3年の男子生徒ファム・バン・ミンを強盗殺人容疑で逮捕した。
これより前の4日未明、ミン容疑者の近所のブー・ティ・カインさん(50歳・女性)宅に何者かが侵入し、眠っていたカインさんとカインさんの4歳の孫を刃物で襲って金(きん)製のアクセサリー数点を奪って逃げるという事件が起きた。この事件で、カインさんは重傷を負い、孫は死亡した。
ミン容疑者は警察の取り調べに対し、犯行の数日前に学校から停学処分を受けたが、両親には学費が必要だとうそをついて金をもらってテレビゲームに費やし、その金も尽きたところで祖母と孫の2人暮らしであるカインさん宅を襲って金品を奪うことを思いついたと供述している。
ミン容疑者は4日午前1時ごろ、両親が寝静まるのを待って家を出てカインさん宅で犯行に及び、その後は犯行に使った刃物を川に捨ててから自宅に戻り、返り血をシャワーで流して証拠隠滅を図っていた。翌日、奪ったアクセサリーを両親から預かった物だと偽って親せきに換金させ、手にした数百万ドン(約数万円)で携帯電話や衣服を購入していた。