ハノイ市ザーラム郡警察は5日、同郡チャウクイ町在住のレ・バン・タイ(49歳・男)を別居中の妻ロ・ティ・ウエンさん(37歳)に塩酸を浴びせた容疑で逮捕した。
ウエンさんはタイ容疑者の2番目の妻で、2人は昨年末に結婚したばかりだったが間もなくもめ事が絶えなくなったため別居していた。ウエンさんは4日朝、自分の荷物を取りにタイ容疑者宅を訪れた際、同容疑者からいきなり顔に塩酸を浴びせかけられた。騒ぎを聞きつけた隣人らが警察に通報した。タイ容疑者は警察が駆けつけるまで泰然と座っていたという。
タイ容疑者は1984年にHさんという女性と最初の結婚をし、女の子にも恵まれた。しかし2002年に離婚することになり、その話し合いの席でHさんを金づちで殴り殺したという過去がある。この事件ではタイ容疑者に精神疾患があると認められたため、禁固9年という比較的軽い量刑が科せられていた。