“魔の空域”、ベトナム版バミューダトライアングル

2012/10/31 15:15 JST配信

 バミューダトライアングルは、フロリダ半島先端とプエルトリコ、バミューダ諸島を結ぶ三角形の海域で、船や飛行機が突如として消息を絶ってしまう“魔の海域”として有名だ。実はベトナムにも同じような場所が存在する。28日付ザンチーが報じた。

(C) Datviet, シムバン村の上空
(C) Datviet, シムバン村の上空
(C) Datviet, 墜落したロングレンジャー型機
(C) Datviet, 墜落したロングレンジャー型機
(C) Datviet, 墜落機の残骸を利用している村人
(C) Datviet, 墜落機の残骸を利用している村人

 “ベトナム版バミューダトライアングル”は西北部ソンラ省バクイエン郡シムバン村周辺空域に存在する。国道37号線に沿うシムバン村の上空はフランス植民地時代、ディエンビエン省ハノイ市を結ぶ最短の軍用空路として軍用機が行き交っていた。

 当時のフランス軍の資料によると、この空域で少なくとも5機の軍用機が消息不明となっている。また、ベトナム戦争時代にも、F-4ファントムやF-105サンダーチーフなど当時の最新鋭機が墜落している。

 最近では2009年に、米ベル・ヘリコプター社のロングレンジャー型機がこの空域で墜落事故を起こしている。同機には操縦時間5000時間を越える経験豊富なパイロットが搭乗しており、気象条件も問題なかったことから、“魔の空域”の噂が再燃した。

 シムバン村の村長によると、これまでに約10機の墜落事故が発生しており、村長はそのうち4回の墜落事故を目撃したという。なお、村人は墜落した飛行機の残骸を回収し、鎌や鍬などを作って畑仕事に使用している。

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