ホーチミン市社会秩序犯罪捜査局(PC45)はこのほど、同市ゴーバップ区タンタイン地区タンタイン通りにある理髪店の立ち入り検査を行い、売春ルートを摘発した。
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警察が立ち入り検査を行ったとき、2階では男女3組が売春行為を働いていた。警察は売春斡旋の容疑で経営者のファン・グエン・カイン・バン(女、43歳)を逮捕した。警察によると、1階の内装は理髪店そのものだが、2階は売春用スペースとして利用され、常時8~10人ほどの売春婦が待機し、1回につき50万ドン(約2430円)で売春サービスを提供していたという。
このうち、バン容疑者は仲介料等で30万ドン(約1460円)を取り、売春婦が受け取るのは僅か20万ドン(約970円)程度だった。また、売春婦がその場で受け取るのは10万ドン(約490円)のみで、残りは保証金としてバン容疑者が預かり、月末にまとめて売春婦に渡していた。売春婦が途中で仕事を辞めれば、そのままバン容疑者の懐に入るという仕組みだ。
警察の取調べに対し、バン容疑者は、「理髪店の店舗リース料は月1000万ドン(約4万8500円)だが、売春サービスで1日1000万ドン以上稼いでいた」と供述している。