中部高原の「花の街」ダラットは幽霊屋敷でいっぱい

2015/10/31 05:19 JST配信

 南中部高原地方ラムドン省ダラット市は、避暑地として知られ、ベトナム有数の観光地となっている。花き産地としても有名で「花の街」とも呼ばれ、新婚旅行先では人気ナンバーワンだ。しかし、このロマンチックな街に、世にもおぞましい数々の幽霊屋敷があることをご存知だろうか。

(C)  dantri
(C) dantri

 ダラットで最も有名な幽霊屋敷は、国道20号線から100m程のプレン峠のふもとに位置する。この別荘には、多くの幽霊目撃談や呪いの噂があり、怖いもの見たさで訪れる者が増えて、新しい観光地となっている。

 ダラット在住の学者のレ・フィー氏によると、この別荘は1930年に建てられたもので、その後、何度も改修工事が施された。1986年に、ベトナム系フランス人の男性が購入したが、その男性は購入してすぐに飛行機事故で死亡。1997年には、別荘の守衛が自殺したという情報もある。

 また、地元のタクシー運転手の間では、白い服を着た髪の長い女の怪談話も囁かれている。別荘付近でタクシーに乗った女はしばらくすると車内から忽然と消え去り、女を乗せた運転手は数日後に病気で死んだという。

 地元の人々はその女について、「フランス軍に撃たれて死んだ女の霊」、「妊娠したが、男に捨てられて自殺した若い女の霊」などと噂している。こうした噂はたちまち広まり、肝試しで別荘を訪れる若者や観光客が増えていった。

 幽霊の存在は立証しようがないが、ダラット市の旅行関係者は、霧の立ち込める神秘的な高原の街に新たな商機を見出したようだ。米国のTV番組「ゴーストハンターズ」に取材依頼をするなど、「幽霊の街」として国内外に売り出そうと試みている。

 なお、この別荘は2015年初めにホーチミン市の資産家が購入して、再度改修した。外装などを白いペンキで塗り直したため、以前のような不気味な佇まいはなくなっている。

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