タンソンニャット空港でスタッフ罵倒の女性客、警察官と判明し大炎上

2019/08/26 06:07 JST配信

 ホーチミン市タンソンニャット国際空港で搭乗手続きをしていた女性客がベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の女性スタッフを下品な言葉で罵ったり、空港のセキュリティ担当者を殴ったりする様子を撮影した動画がフェイスブック(Facebook)に投稿され、大きな波紋を呼んでいる。さらにこの女性客がハノイ市の警察官であることが判明し、火に油を注いだ。

(C) zing
(C) zing

 ハノイ市ドンダー区(quan Dong Da)の交通警察隊の隊員であるレ・ティ・ヒエン大尉(女性・36歳)は11日午後1時35分、3歳になる娘と夫と3人でベトナム航空のホーチミン発ハノイ行きVN248便の搭乗手続きを行っていた。

 しかし、預け入れ荷物(受託手荷物)1個が重量制限を超えていたため、機内持ち込み手荷物として持ち運ぶよう求められると、搭乗手続きを担当していたベトナム航空の女性スタッフに大声で怒鳴りつけ、汚い言葉で罵倒。度を超えた侮辱に女性スタッフが泣き出す事態となった。

 ヒエン大尉はその後、問題の荷物を自分で持ち運ぶことに同意したが、保安検査場へ移動する間にどこかで搭乗券を落としてしまい、搭乗手続きエリアに戻ってまた騒ぎを起こした。これを受けて、ベトナム航空の責任者はフライトの安全性を確保するため、ヒエン大尉へのサービスの提供を中止することを決定した。

 さらにその後、ヒエン大尉はセキュリティ担当者を押したり髪を引っ張ったり、「殴ってみろ」と挑発したりして大暴れした挙句、手錠をかけられてタンソンニャット国際空港警察署に身柄を引き渡された。動画には、ベトナム航空のスタッフとセキュリティ担当者が冷静かつ丁寧な態度でヒエン大尉に対応している様子が映っていた。

 タンソンニャット国際空港警察署は、公共の場で治安を乱したとして、ヒエン大尉に罰金20万VND(約900円)の行政処分を科すことを決定しているが、ヒエン大尉はこれを不服として違反を認めず、ベトナム航空側に非があると主張している。

 一方、交通運輸省航空局はタンソンニャット国際空港警察署による処分が軽すぎるとして、ヒエン大尉に対して追加で一定期間の航空サービス利用禁止処分を科す方針を明らかにした。

 今回の騒ぎについて、ヒエン大尉の所属するドンダー区警察部は、「警察官にあるまじき行為で、人民公安の行動規範に関する規定に明らかに違反した」として、事実確認を行うとともに、23日付けでヒエン大尉を30日間の職務停止処分とした。

最終更新:2019年8月26日 14:00 JST

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市ドンダー区人民裁判所は24日、共犯グループと同区でぼったくりバーを経営して資産強奪罪に問わ...
 ハノイ市ドンダー区トンドゥックタン(Ton Duc Thang)通りにあるバー「マジック・ラウンジ(Magic Lounge...
 10日に東北部地方タイグエン省フォーイエン町(thi xa Pho Yen)にある高速道路のサービスエリアで代金を...
 8月中旬にホーチミン市タンソンニャット国際空港で女性スタッフを下品な言葉で罵ったり、セキュリティ...
 東北部地方タイグエン省フォーイエン町(thi xa Pho Yen)にある高速道路のサービスエリアで10日午前、代...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市で17日、同市の公立大学であるサイゴン大学(Sai Gon University)や大手旅行会社サイゴンツ...
 韓国の大手旅行会社であるハナツアー(Hanatour)はこのほど、南中部地方ザライ省政府、および地場不動産...
 レ・ミン・フン首相は17日、ロシアのカザンで開催された「ロシア・ASEANビジネスフォーラム」に出席し...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市ドンダー街区イエンラン通りにあるカフェ「モーフォー(Mo Pho)」のドアを開けると、店内は静ま...
 華人系の大手不動産会社VTPグループ(Van Thinh Phat Group)の元会長であるチュオン・ミー・ラン被告(女...
 日本経済団体連合会(経団連)は、ベトナムのテクノロジー大手CMC技術グループ[
 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)の最新レポートによると、ベトナムの短期的な経...
 7月1日から、ハノイ市内の全ての有料駐車場およびバイク駐輪場において、現金払いに代わり、ノンストッ...
 科学者らはこのほど、北中部地方クアンチ省のドンチャウ・ケーヌオックチョン自然保護区で、新種のベゴ...
 ホーチミン市チュンミータイ街区(旧12区)のクアンチュンソフトウェアパークにあるスカイエキスポベトナ...
 ベトナムにおける2026年1~3月期の電気自動車(EV)販売台数は前年同期比約+55%増となり、東南アジアで...
 公安省は、運転免許試験、運転免許証および国際運転免許証の交付と使用に関する通達草案について意見聴...
 米国のテクノロジー企業であるマイクロソフト(Microsoft)のレポート「グローバルAIディフュージョン(Gl...
 ファム・ティ・タイン・チャー副首相は、新時代の出版活動におけるベトナム共産党の指導力強化に関する...
 中国のインフラ開発大手である太平洋建設集団(China Pacific Construction Group=CPCG)は最近、ベトナ...
トップページに戻る